ブリッジオブスパイ

Bridge of Spies(2015年 Steven Spielberg 20世紀フォックス)

http://www.imdb.com/title/tt3682448/

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トムハンクスどーん。日本版がこのシーンをなぜ入れたのかよくわからない…夫妻が抱きあってるやつですね。こういう「愛」ぽいもの入れる癖がありますね。どうかな、やさしさとはちょっと違うものな気もしますよね→コピー

最近見た冷戦時下のものといえばコードネームUNCLEなんですけど、それより少し前のベルリンがでてきます。話の方向性は全然違いますけどね。

主役はスパイじゃなくて弁護士です。

ソビエトのスパイだと疑われて捕らえられるロシア人のおっさんルドルフ・アベル(マーク ライランス)。そのロシア人を弁護するように会社の偉い人に言われて成り行き上弁護することになる弁護士ジェイムス・ドノヴァン(トム ハンクス)。冷戦下だからロシア人なんか弁護してほしくない家族、妻と娘二人、息子一人。娘はドノヴァンの助手とデートしてるぽい。ドノヴァンも助手のことは一目置いてるらしい。アベルの弁護をすることでこの裁判に勝とうとするドノヴァンとそれに批判的な世論。米軍は秘密裏にソビエト上空で地上を撮影しようとするけど失敗、パイロットのパワーズが捕らえられて裁判にかかり有罪になる。取り返そうと二人を交換しようとベルリンへ。

というような話なんだけど、こうやって書いていると本当にいろんなことが起きていて盛り沢山(このあとまだまだある)なんだけど、なんでか、すっきりうまくまとまっている。しかも、すごく暗い辛い風に描くこともできる話で、それが物足りないっていう人もいるかもしれないんだけど、私はこのくらいでいいと思った。本編はあくまでもドノヴァンがどのくらい注力したのかというところなのだから。

交換で一人対二人というのが冒頭の五人と一人だけど一件なんだというところとか、シーンを対比させて見せたりとかも多かったですね。電車の窓から下を見下ろすと…というシーンとか。

劇中、ドイツ語とかロシア語とかドノヴァンがわからない言葉は字幕もつかないんですよ、これはいいと思いました。片言しかわからないんですね、でドイツの不良に絡まれて(という体で)コートを盗られる時の不安さとか、一回捕まる時の不安さとか、すごく伝わった。

でも、ベルリンの手持ちカメラのところは車酔いしそうになった。

私はCIAのホフマン(スコットシェパード)が好きでした。なんとなく最初のどうにもドノヴァンと気が合わなそうな感じから、同じように風邪をひいて最後は小銭を搾り取られる(とはいえ嫌がりながらもしょうがないなーという感じで渡してた)

最後の方のベルリンから帰ってきたところのシーケンスもすごく好きでした。これが愛なのかな…うん。家族愛か。ドノヴァンは仕事に一生懸命すぎるけど、家族を大事にしていないわけじゃあないんです。その辺りのバランス感。


2016/1/11 TOHOシネマズ 日本橋 スクリーン5 F列