Rudderless(2014 William H. Macy 配給ファントムフィルム2015)


なんか方向性が全然違うポスターだ。違いすぎて言葉を失うな。ポスターじゃなくてチラシなのかな…。
ウイリアムHメイシーの初監督作品ということを知ったのは見てからでした。本人はバーのマスター役で出演。
一部ですごく感動した的なことを読んでいたので、どんな感じなのか期待していましたが、私的にはそんなにぴんとこなかったけど(泣く部分として)それよりはなんかちゃんとした音楽映画だなと思ったのでした。

サム(ビリークラダップ=オールモストフェイマスのラッセルなのね!)の息子が銃乱射事件で亡くなり、生活は一変、広告マンから日雇いっぽいしごとへ、モダンなガラス張りの家からボートへ。息子が残した音楽をオープンマイクで披露したところ、若い男クエンティン(アントンイェルチン=スタトレのチェコフ、オンリーラヴァーズのぱしり)が一緒にやろうと声をかけてくる、断っても断ってもやってくるので、根負けして一緒にやることに。アレンジしたと思ったら、バンド構成に。あまりにウケるのでバーのレジデントになる。あまりに調子がいいのでプロを目指そうとするが…。
みたいな話です。
あるときから話が一転して、えっとなるんですけど、なんとなくもっと酷いことなのかと思っていたので、そのくらいで済んでよかったと思ったしうすうすそんな気がする…と思っていたので大丈夫でした。

お話的にそれほどグッとこなかったんだけれども、バンドを組んだときのベース担当がベンクウェラーで本当にびっくりしましたよ。これは知らなかったので、いい驚き。しかも、やっぱり本職だから、ステージでの輝きが違う。立ち居振る舞いが全然違う。すごいね。
音楽部分がすごくちゃんと作ってあるのは本当によかった。
最後のサムからクエンティンへの贈る言葉の部分はちょっとだけグッときたかな。

あとは第三者的な立場だけど要所要所でいい感じな楽器屋のおやじ(ローレンスフィッシュバーン)がよかったです。
セレーナゴメスは…いつも思うけど…演技らしい演技はしないな…。あと顔が小さいのか髪が多いのか分からないけどバランス悪い(別に嫌いなわけではありません)(ファンの人すいません)