クリード チャンプを継ぐ男

CREED(2015年 Ryan Coogler

http://www.imdb.com/title/tt3076658/

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日本版ポスターはあらすじに触れています。構図は同じ。割とすっきりしてるし、そんなに悪くないんじゃないだろうか…。

ロッキーはだいぶ前に3かなんかまで見ただけです。あとのほうのやつは見ていないし、実のところ、スライ先輩のことが今ひとつ好きになれないってのが不安であった。

不安など吹き飛びました。
ネタバレしていますよ。


これは、いい形の新しい始まりでした。オマージュシーンも結構あるんだけど(きっと私の知らないオマージュもあったに違いない)それがちゃんと消化されていたと思うのですよ、いい。

それから、ハングリー精神というのは別に貧乏じゃなくてもいいし、さらにいえばハングリーじゃなくても戦いには勝てるのだということです。これはすごくよかった、すごく今っぽい。

マイケルBジョーダン(ドニー)がたいへんよかったです。アドニスの愛称がドニーとは知らなかった…。見た目が大変シュッとしていまして、すごく賢そうに見えます。オフィスにいるときの姿も何ら違和感がなく、エリート感が出ていましたし、そのあとも、決して堕落した感じにならず、なんというか新しいタイプだなあ…と思いました。たいていこういう拳闘ものだと悪い方向に流れがちじゃないですか…。それにビアンカとの関係も非常にスマートで、好感が持てます。こんなにいい子でいいのかな…っていうくらいに。そんなスマートでスクエアに育ったアドニスも、ずっと持ち続けていた劣等感だとか出自に対する負い目みたいなものを持っていて、それがモチベーションになるんだなあって思いました。

フィラデルフィアのちょっと危険エリアのバイク乗りたちがわーっと一緒にアドニスと走るシーンね、あれは感動した。あと、ずっとエアジョーダン履いてるのがちょっとよかった似合ってたし。

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ビアンカもすごくよかったです。気が強くてでもそれは悲しい事実があるからで、それでもすごく強く生きているし、甘えないところ。でも、やっぱりかわいい(見た目も性格も)二人の関係も甘すぎず、けど結びついてる感じがよかったなあ…。ちょっと姉御肌?

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そして、スライ先輩ですがとうとうおじいちゃんの域に入ってきていて私の苦手だったちょっと暑苦しい感じがなくなって、少し枯れてきていて弱ってきている感じだったので、むしろ好感持ってみられました。化学療法中のものすごく弱ってるところとか、そのあとのあの階段とかさ、ちょっと涙腺弱った。

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割と簡単にワールドチャンピオンと決着をつけることになるのも、まあ、許せるかな…という流れの脚本だったし、結末もよかったと思います。

ちょっとね、途中でウォーリアーズのことを考えながら見ていました。すいません。あれを見たときほどは泣かなかったけど、最後のほうは泣いた。特に、もうダメだ左目も見えなくなっちゃったし…みたいなもうダメなときに、ロッキーが奮い立たせることを言うわけですよ、ここで涙腺崩壊ですね。

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あの対戦相手のリッキーコンランの人は本物のチャンピオンボクサーだった人なんですね…案外本職の人のほうが身体が小さいというか、ビルドされていないもんだんだなあ…と思いました。このビルドされてない感じはこの人は本職なのかな…と思ったけど、実際のところを知らずに見てたので…。この人お芝居もうまかったですね、イヤーな感じ出てた。


TOHOシネマズ 日本橋 F列

パンフレットは割と普通です。ロッキーの過去作の紹介ページが多めに取られてました。