コードネームU.N.C.L.E.

THE MAN FROM U.N.C.L.E. (2015年 ガイ・リッチー

http://www.imdb.com/title/tt1638355/

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今回の日本版のポスターは、本国版を踏襲していていいと思います。余計なレイアウトとか、余計なあおり文句とかはいりませんね。ちょっと書いてるけど、目立たないからナイス。

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CIAとKGBが協力して悪の組織と戦います

コント多め。

私は、もともとアーミー・ハマーのことは大好きなので、期待していましたが、ヘンリー・カヴィルもスーパーマンで悩んで悩んで暗くてつまらない男とは大違いで大変良かったです。それに、ヒロインかと思いきや…のギャビー役のアリシア・ヴィキャンデルも、エリザベス・デビッキも大変良かったです。キャラクターでぐいぐい押していくタイプで私の好きなタイプの作品でした。ガイ・リッチーはそういうの多いから好きだ(軽妙さも好きだ)ガイ・リッチー特有のテンポみたいなのが苦手な人は苦手なのかなあ…という気もした。

東ベルリンにやってきたCIAのナポレオン・ソロ(ヘンリー・カヴィル)は元々は犯罪者で、刑期を務める代わりにその才能をCIAに提供しているのですが、今回はとある研究者の娘を西に連れ出す任務でやってきています。

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レンズフレアとか超多用してたよね。結構すき。

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もうね、見た目がね、すてきです。イタリアンメンズモデルです。ちょっと普通のスーツを着ているには身体が大きすぎる気もしないではないですが…(カットによって違うのかな…っていうところはあった)女たらしで、手先が器用な詐欺師、金庫破り…(アレ、どこかで聞いたことがあるな…もしかして、ソロがモデルだったのかな…ニール←ホワイトカラー)

そもそもバディものはなんか好きみたいなんですよ、特に自覚はしていないけれど、だから、キングスマンはちょっと不満だったのですけど、これは良かったよね。バディものの良さが炸裂していたし。

舞台は冷戦下のベルリンなので、プロップがいちいちかわいいですね。車とか、ファッションとかもいいです。

イリヤ・クリヤキン(アーミー・ハマー)はKGBのエリートエージェントですが、心理的に不安定なところがあったり、妙にスイートだったりします。

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予想外に女性のファッションについて造詣が深いイリヤ。

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重度のエディプスコンプレックスであるよ。私服はこれだけだな…。

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とにかく肉体派である。

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しかし、チェスが得意だから頭脳派でもあるのであろう。

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ギャビー(アリシア・ヴィキャンデル)を東から西に連れ出すときにジャマをしてきたKGBのエージェント(イリヤ・クリヤキン=アーミー)に再び襲われたと思ったら(三角絞めシーンのアーミーかわいい)その二人で協力することになって、渋々一緒に行動し始めるのだけど、そもそも二人とも一匹狼的なところがあって、それがぶつかるのもおもしろい。

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特に、工場に忍び込むところ、そこからの展開がたまらなくおもしろかった。

追われて、逃げ場を失って「泳ぐ」といってイリヤが飛び出した後の、小さいうめき声(下は水じゃない)そこに同じように飛び込み体制で落ちてうめき声を上げるソロっていう天丼。

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ボートを出してそれで逃げ切ろうとするけど、水門閉まるし、後ろから機銃掃射されてるわでわー逃げ切れるのかなー?ってなって、ここでミッション・インポッシブルならインポッシブルな技で逃げ切るんだろうけど逃げ切れないばかりか、ソロが落ちる。気がついてないイリヤが「しっかりつかまれカウボーイ!」とかいうけど、そこにはいないとか。

しかもそのソロは早々に海から上がって、トラックを見つけ、音楽をかけながら(これ、日本人だけ二倍おもしろいと思う=ヒロシです…)ワインを飲み、サンドイッチを食べる。その後ろでボートで追いかけっこを続けるイリヤ。それを見ながらもなんか余裕さえ感じるソロの行動。アレー?と思わせておいてからの、ボートが炎上して、イリヤが水没してからのソロの行動。

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多分、ソロが先にイリヤに対してバディとして意識しているんだと思うけど、その後のベスパ二人乗りとか、ソロの部屋の様子をうかがおうとする(まあ、全く問題ないわけだけれども←ソロがベストを尽くした笑から)イリヤとかだんだんお互いをバディとして認め始めててわくわくする。

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後はルディおじさんがまさかの有名拷問スペシャリストだったっていうくだりもかなりおかしかったし、最後の最後までおちゃらけていて、でも、全然ブラックなところやお下劣さはないのが、キングスマンとは違うところかな。

最後までちゃんとしたキスに至らないイリヤとか、ちょっと純朴そうな、ソロとは対極にありそうなところもいいですね。

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この人の軽妙さもさすがでした。この人が出てきて重たくなることはないですしね。素晴らしい。でも、歳取ったな…と思いました。

このシーンでの細かいギャグとか…

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ソロの重度なレディキラーぶりもねちっこく書かれなくて全体のムードにあっていたと思う。そもそもギャビー以外の女性を一度はメロメロっとさせているのだから(伯爵夫人でさえも)それで十分かな。フロントデスクのお姉さんもかわいかったな。

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メロメロにはならない人もいた。


それから、エプロン!エージェントにエプロンていうのはなんかのアレなんですよね(はっきりわかってない)TTSSの特典映像にあったゲイリー・オールドマンのエプロンといい、キングスマンの予告画像にあったハリーのエプロンといい本編には出ていなかったのですけど、ソロがエプロンしてトリュフのリゾット作ってた!

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参考:キングスマン エグジーにテーブルマナーを教えるハリー


大変良かったので、是非イスタンブール編も作ってほしいです。エンドタイトルがまるで予告編のようになっていて期待が高まります。

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まさかのこれが、ラストシーンとは…。

エンドタイトルといえば、ソロの日本語堪能とか活かしてほしいです。絶対変な日本語をカヴィルに喋らせようぜ。

そして、イリヤのボート競技でオリンピック銀メダルとか…それは、違う映画だろ?と思いました。元々の設定もそんなんじゃないよね…。


2015/11/14 109シネマズ木場 IMAX 2D J列

パンフレットはレイアウトがすごく凝っています。仕上げも中身も普通ですけど。


本編上映前の予告編にバットマンVSスーパーマンの予告が流れちゃって、ちょっとの間クラーク・ケントとが頭をよぎって仕方なかったです。しょうがないけど。せめてもの救いは一連の予告の一番最初だったところか。