エベレスト3D

EVEREST(2015年 バルタザール・コルマクウル

http://www.imdb.com/title/tt2719848/

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家に帰るまでが遠足です。

実話らしいとぼんやりした前情報だけで見に行きました。バージニアでジェイソン・クラークのことが好きになったので(今までははっきりしなかった/印象薄い感じ)クラークとあとはジェイク・ジレンホールを見に行ったのです。ジェイクはほとんど出番ないという噂が流れていたのですが、思ったより全然出てるじゃない!という印象です。

ジェイソン・クラークは、なんとなく本人の印象が薄く、役柄によっていろいろ変わるのだけど、いわゆるカメレオン的なというわけではなく、地の色がないので何色にも染まるといった感じです。

主役級なんだろうけど、できればちょいちょい変わった役でバイプレイヤーの道を進んでほしい気がします。どっちかっていうと、悪い人よりちょっと変わってるけど根は優しくて力持ちみたいな方が似合うような気がします。

お話は実話ベースで、1996年に起きた大遭難を元にしたお話です。会社の名前なんかも実在の会社だったりしてたようだ。その頃は、お金さえ払えばガイド付きでエベレストに登れるようになってたんですね。

くわしくはWikipediaをご確認ください。

ロブ・ホール(ジェイソン・クラーク)が主宰するアドベンチャーコンサルタンツのスタッフと客(登山家)とスコット・フィッシャー(ジェイク・ジレンホール)の主宰するマウンテンマッドネス社のスタッフと客を中心に描いています。

登山が好きで、それで生計を立てようとしたらガイドが手っ取り早いのかしら…ロブもスコットも、自分自身が山に登るのが好きですよね。山に棲んでいるって感じか。

ジェイクの最初のカットがベースキャンプで海パン一丁なのがウケた。もう、山バカそのものという感じ。寒くないんか。

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高度に慣れるために何度も登ったり降りたりしながら2ヶ月くらいしたらアタックするのを知らなかったので、これは結構しんどいなあと思いました。本当に好きじゃなかったらやれないよね…。

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それでも、登頂したときの達成感とか、やめられないのかな…何度成功しててもうれしそうだものなあ…。

普通の人のダグも。

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難波さん(森尚子)とか。普通に仕事してて、登山してる人も結構いるんだね。プロの登山家じゃなくて。この人は英語もそんなに良くできなかったらしいので、映画の中でこの人歯がゆい感じだけど、わざとかな…と思ったけどそうでもなかったらしい。

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こんな感じで登っていきます。

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とにかく、装備のせいで誰が誰だかわからない。色を覚えておくと良かったんだろうけど、初見でそのアイデアはなかった…。ノースフェイス全面協力か…。

渋滞するエベレストへの道とか、いろんなことがいろんな理由で間違ったり、失敗したり、忘れられていてそれが原因で大規模な遭難事故になってしまうんだけど、みんなエキスパートだからってのもあるんだろうなあ…過信したりとか。

スコットなんか、自分を過大評価しすぎと思うわ。そんな、その辺にいって帰ってくるのと違うのに何度もキャンプと山頂を往復するとか(ステロイド剤まで打って!)(おなかも壊してるのに!)

だいたいいろんなことがまとめて起こりすぎだ。

まるでフィクションのごとく次々と問題が起こりますね。

ベック(ジョシュ・ブローリン)は、自己中心的で、自信家で、人を常に見下したような感じで、超感じ悪かった。

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最後の奥さん(ロビン・ライト)の奔走ぶりが常軌を逸してたので似たもの夫婦なのかもです。お金持ちっぽいし。

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IMAX隊とか、最初はやな感じなのかな…と思っていたけれど、一番協力的だし、さすがの強靱さだったなあ。

それに引き替え職権乱用気味のアナトリとか…

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勝手にさっさと登頂、かえって休んでた。自分とこの客だけは助けたけど、他の人は助けなかった(もう無理だよね?とかいいながら)

まあ、この人は宣伝のためにいてもらってる感もあるからしょうがないけど、助けに行くことを断固拒否したクラカワー(イントゥーザワイルドの著者なんだね)とか…。

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ベースキャンプのきれいな女医さんがエリザベス・デビッキと知ってびっくり。知ってたデビッキはきれいにお化粧してきれいな服を着ているバージョンだけだったので。メイク薄いとルーニー・マーラに似てる。

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ロブは子供が生まれるのだから、お話的には生きて下山できるのだろうと思ったのだけれど、そうはいかなかった。

スコットは疲労困憊なのにここまで頑張れるのは超人的だと思った。

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構図がマンネリ化するのはしょうがないとはいえ…同じ…。

最後の方のシーンですけど、この人は息はありましたよね、もうどうしようもなかったのだろうけど。

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衛星電話でジャンが励ましたところで、無理は無理とお互いにわかってしまっているところは、ちょっとぐっときた。キーラ・ナイトレイは、登山家ぽさがないのがこの人で良かったのかな…という気はした。途中でこの人もプロなのだというのを忘れてただの奥さんとして見てしまっていたからなあ。

後は、なんだかんだいって助けに行こうとする人がいるところもぐっときた。そうはいっても、嫌なやつは嫌な感じだなあとも。

山をなめんなっていう映画ですね。商業主義も大概に、とか。


2015/11/7 109シネマズ木場 IMAX 3D L列


どうでもいい話なので、最後に書きますけど、私も3000メートル級の山なら登ったことがあります。某県育ちなので、今は知らないけど当時は全員参加で集団登山というのをやってたんです。私が登ったのは西駒ヶ岳。聖職の碑の山ですね。この映画を見てから登るんですよ、バカなのか。登山前には登山トレーニングのためにおもりを入れたリュック背負って通学するとか、神社の階段上り下りするとか、半分くらいの標高の山に日帰り予備登山したりとかしたなあ…。今は全く運動しません笑。

聖職の碑とか、八甲田山とかと比べるとそもそもの人間の文化的背景が違うからか、エベレストの方がなんとなく、イメージが明るいですよね、人が死んでるのに。沈痛な感じにならないのは、私はいいなあ…って思うんですよね。日本版のエベレストって映画もあるみたいですけど、きっとジットリしてるんだろうな…。