ウォームボディーズ

Warm Bodies 

(2013年 ジョナサン・レヴィン

http://www.imdb.com/title/tt1588173/

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ゾンビなんだけど、こわいやつじゃないです

ニコラス・ホルトにハマり始めたときに観たのに、なんでか感想書き忘れていたことに気がついたので書いておきます。

ゾンビもので若干ティーン向けということで、ヴァンパイアものみたいなドリーミーなやつだったらがっかりだなと思ってたけど、そんなことなかった。ラブコメなんです、ハッピーな感じです。

近未来、人間は街の中心部に壁を作って住んでいて、ゾンビが空港に住んでいます。R(ニコラス・ホルト)はゾンビ、ショッピングセンターに食べ物(人間)を求めて出かけた先でジュリー(テレサ・パーマー)と出会ったときにドキッと(ゾンビなのに)したことから、徐々に人間性を取り戻すというような話です。

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ほとんどがRのモノローグで進んでいきます。頭では考えているんだけど言葉にならないし、行動も不自然なゾンビ。

空港はゾンビだらけ。昔はこんなにキラキラしてたって見せるシーンがちょっといい。

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仲良しのM(そういえば、マーカスなんだよ笑)とはうなったりして会話してる。かわいい。メイキングで笑っちゃうところもかわいい。

ジュリーの彼氏(最近はうまくいってないっぽい)ペリーはデイヴ・フランコ。これが、びっくりするほどあっけなく序盤でいなくなるんですよ。これはびっくりした。もう?みたいな。

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人の脳みそを食べるとその人の過去が見れるっていうのがなかなかいいアイデア。それがあるからRはジュリーのことをよりよく知ることができたし、彼氏のことを食べたという後ろめたさのようなものがRとジュリーの間に横たわるのもいい。

なので、繰り返しペリーの記憶としてちょいちょい出てきます。

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まあ、とにかくゾンビでもかわいいよ、ニコラス。ジュリーにずばり胸を刺されるけれども。頭を撃たれないとゾンビは死なないから。

Rが住んでいる飛行機の中のインテリアとか、出会ったジュリーを空港まで食べずに連れて帰ってきて、軟禁(危ない目にはあわせないためだけど)しているときの初恋!みたいな甘酸っぱい!みたいな感じがすべてかわいい。

不気味にならないように自分に言い聞かせるRがかわいい。

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ゾンビは動きが鈍いので余裕の出てきたジュリーがからかっているのもかわいい。からかわれているのがかわいいというのが正しいのか。

人と心を通い合わせることで心臓が再び動き出して、過去の状態に戻れるわけではないけれど、ゾンビではなくなるという新しさ。

徐々に人間性を取り戻していくRをコミカルかつラブリーに描いてて、観るものをきゅんきゅんいわすのですよ。

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ジュリーにペリーを食ったのは自分です、と告白したことでジュリーはいなくなってしまうんだけど、そこの切なさったらないですね。

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二人の関係だけじゃなくて、人間とゾンビの関係がどうなっていくのかも見どころ。ちょっとほんわかして目頭熱くなります。

随所にかかる音楽も良かった。Chad ValleyのShell SuiteとかBon IverとかM83とかNationalとか。ヴァイナルでかける懐メロ(スプリングスティーンとかディランとか)も。Rはヴァイナルコレクターなんですよね。


ウォーム・ボディーズBlu-ray