Ruby Sparks

ルビー・スパークス(2012/ジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス)

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小説書いたら女の子が実体化しました。

天才小説家のカルヴィンはなかなか2作目が書けないので、カウンセラーに相談したら、夢に出て来た女の子について書けば?と言われてその通りにしたら、スラスラ書けちゃって、お兄ちゃんに見せたら、お前の女性観はお子ちゃまだな、と言われます。

お兄ちゃんが、わりと普通すぎる人なのに、弟はなんでこんなに感性が豊かなのか…。という感じですが、天才なんてそんなもんですかね。デビュー作がバカ売れして、映画化までされようとしているのに、お父さんを亡くして、彼女にふられて、引きこもって、スランプで、のび太なんです。

herの感想の中にルビー・スパークスと似てる(テーマが)と言われてて、ちょうどWOWOWでやってたので、見たら、なんとなく言いたいことはわかるけど、ちょっと違うね、って感じでした。

どっちもファンタジーではあるけどね。

ルビーは本当に可愛くてですね、これは日本人もすきなんじゃないかな?キュートな不思議ちゃんぽい感じ。いわゆるアメリカ人的なナイスバディではなく、華奢でおっぱいなくて、セックスアピールがない感じ。おしゃれですしね。カラータイツカラータイツ。

ルビー役のゾーイ・カザンはエリア・カザンの孫で脚本も書いているので、ただのキュートな不思議ちゃんではないんですけどね。

のび太だけど、カルヴィン役のポール・ダノはゾーイの彼氏で、ちょっとベン・カーティス似なんです。なんか、こう、現実は賢い芸術的なカポーて感じ。

人付き合いの距離感とか、そういうのが苦手なんだよね、カルヴィンは、だから、ルビーとママの家に行った時も、引きこもってしまう。わー、ものすごく親近感おぼえるわー。

お話書いて実体化するなんて、素敵だなーって、俺は普通に思ってしまったんだけどね。

でも、思い通りになりすぎるのなんて、ダメなんだ!と映画は言っています。

カルヴィンのママが、新しいダンナと住んでいる家がすごいんですよ、なんというか、ヒッピーって感じで、ツリーハウスとかあるし。また、新しいダンナがアントニオ・バンデラスなんですよ、最初わかんないけど。この人がまた、カルヴィンの対極にあるような人。ママはね、素敵なんです。堅物?ぽい典型的なアメリカンのお父さんが亡くなってモートとつきあうようになってから、ヒッピーになって、全然違う人みたい。チノパンでゴルフしてたような人が…。

カルヴィンみたいな人が周りに一人もいないんですよね。これ自体がファンタジー。

カルヴィンに嫉妬している作家のラングドンも自信満々なタイプだしね。

ルビーが実体化してから、またしても小説を書かなくなっちゃう。ルビーが自分のせいかな?と思い始めて、一人の時間を作るようになると、束縛したくなって、書き直す。今度はベタベタで離れなくなる。結局、何をしても思い通りにならない。

まあ、そういうことを言いたかったんでしょう。自由になったルビーは、さらに魅力的だったわけですし。

オフィシャルサイトに、彼の手でどんどん魅力的になるって書いてあるけど、それはないです。自立しているところで魅力が増していくだけです、そうじゃなかったら、この映画のテーマ台無し。

カルヴィンはこのことで成長するんです。最後のこの経験を小説にした作品の朗読でそれがわかるんだけど。朗読している姿も、すごく堂々としているしね。

(どうでもいいですけど)あらすじを貼るのをやめてスタッフ/キャストを貼ってみました。シネマトゥデイのリンクがそのまんま持ってこれたので捗るかと思って(自分的に)

WOWOWを録画したのを2014年8月9日に見ました。