Snowpiercer

スノーピアサー(2013 ポン・ジュノ

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地球温暖化を防ぐべく世界中で散布された薬品CW-7により、氷河期が引き起こされてしまった2031年の地球。生き残ったわずかな人類は1台の列車に乗 り込み、深い雪に覆われた極寒の大地を行くあてもなく移動していた。車両前方で一部の富裕層が環境変化以前と変わらぬ優雅な暮らしを送る一方、後方に押し 込められて奴隷のような扱いを受ける人々の怒りは爆発寸前に。そんな中、カーティス(クリス・エヴァンス)という男が立ち上がり、仲間と共に富裕層から列 車を奪おうと反乱を起こす。yahoo映画

Bong Joon-Hooなのになんでポン・ジュノなんだ…他の作品は観たことがありません。クリス・エヴァンスはこの監督だからオファー受けたかオーディション受けたみたいな話を聞きました。かなり、評価高い人は評価高い監督のようです。ごめんなー、いろいろ知らなくて。

ネタバレしてるかもな。

クリス・エヴァンスって事もあるんだけど、それよりも、ウィリアム・ギブスンが何度もツイートしたりリツイートしたり、そのリツイートの中にいろんなひと(スティーブン・キングとか!ブレット・イーストン・エリスも言及していたような気がするけど、これは定かではありません)が混じってたりして、これは見た方がいいの?SF好きとしてみるべき?と思ったので、見ることにしました。

iTunesのレンタルで。これの48時間て長いようでそうでもない。もう一回観よう!っていつも思うけど、たいがい一回しか観ないですね。今日はもう一回借り直してみたので、やっと感想書きます。初見は7月11日でした。

世界は温暖化がどうにもならなくなったので、2014年の7月に温暖化対策のCW-7を撒くことに決めました。撒いたら、氷河期がきてしまいました。生き物は凍死しました。唯一世界をぐるぐる回っている列車のみを残して。まあ、設定がこのようにいきなりなんです。まあ、これは寓話だから!って言われているので、寓話として許して先に進みましょう。

列車は前方から一等、普通、無賃乗車となっています。つまり、氷河期やってきたよというので乗り込んできた人たちですね。その階級制度を保ったまま、17年たっています。

その中の1人カーティス(クリエバ)で、その舎弟がエドガーです。エドガーはリトルダンサー(ジェイミー・ベル)です。イケメンに育ちましたね、よかったよかった。

カーティスはその階級制度に我慢ならん!という最下層の人たちのリーダー的な存在で、反乱を企てています。でもね、この列車、働いているひとは元々の列車のスタッフくらいなんですよ、この最下層の人たちは働いてない、一等の人たちは遊んでいるだけ、ということでね、別にいいじゃんて気もしないこともないんですよね。食の楽しみとかないですけどね。そのモチベーションがイマイチ分らないけれども、まあ、上流階級はよろしくやりやがって!ということなんだと思います。

で、ある日、計画を実行に移すわけです。それを決めて?いるのが食料のプロテインバーに入っているカプセルに入っているメモ。神?のような人がいてそれをコントロールしていると思っている(もちろん違います)カーティスが尊敬している現リーダーはギリアム(ジョン・ハート)です。片腕と片足がありません。

そこで、前に進むのに扉を開けさせるために、ヤク中のナムグン・ミンス(ソン・ガンホ)をまず解放します。この人が扉の設計をしたので開け方を知っているからです。モルグの引きだしみたいなのに入ってるの、これ生きていかれんのかな…まあ、いいです。寓話なんで。で、この人韓国語しか喋らないので、翻訳機を使って会話します。この演出はどうなんですかね、べつにソン・ガンホが英語喋ればいいじゃんていう気がすんですけど…。どうでもいいことですが、ソン・ガンホは役所広司に似てませんか?で、まあ、ヤクを目の前にちらつかせて扉を開けさせて、どんどん前に進んでいくわけです。途中で仲間を失ったり、酷い目に遭いながら進みます。

先頭車両までたどり着くのですが、そこで、またびっくりすることがたくさんあります。カーティスは選ばれてそこまでたどり着いたんですよね。ウィルフォード(列車を作ったひと)にも会います。

とにかく、びっくりするティルダ・スウィントンの仮装wぶり。総理という役柄ですが、まあ、上流階級のリーダー的な感じですかね。ティルダさまといえば、あんなに美しいのに…久本か!っていう感じです。しかし、ちょうノリノリです。入歯とかw。前半のキーパーソンはこの人ですかね。

それ以外のひともいちいちキャラ立ちしています。そういうところはいいと思う。

結構暴力的な場面もそりゃああります。反乱ですし。血もばしばし飛びますが、どばどばでる感じでもないし、そんなにイヤな感じでもないかな?いちいちおもしろモーメントがあるところがいいですよね。もともとこういう作風なのかな?跳び蹴りのことはいわれていたのですが、一回クリエバが跳び蹴りするだけかな?

そうそう、もう1人イケメンが…グレイ(ルーク・パスカリーノ)という口のきけない体中文字の墨だらけっていう格闘上手がいましてね。この人がカッコいいですよ。

トンネル内のバトルシーンや松明なんかはすごくいいと思いました。

いろいろね、都合よく破綻していたりするんですよ。それがどうかなっていう気がしないこともなくってね。もしかしたら、撮影している間にいろいろくっつけていって、最後の編集で辻褄あわせてなくないか?っていうところがなくもないです。

最後の身の上話のところも、全部語りで済ませずに少しは映像を挟んでもいいような気がしました。イメージカット的なものでもいいからさー。結構長いんだ、この語りが。これをクリエバとソン・ガンホの顔芸だけで済ませるのはどうだろう…。

特に大事な小道具にマッチがあるんですけど、そこ注目なんで、観るときはよろしくお願いします。まあ、注目しなくてもえ?てなります。

それに、セットがね、いいところとダメなところがあります。途中の列車の俯瞰の映像とかどう見ても模型だったりするのは残念です。

あと、ラストシーンはねどうかなって思います。そうかな?それでいいのかな?まあ、寓話だから。ということで。

全体を通すと、カーティスが悩みながらもリーダーとして突き進み、最後も悩むけど、やっぱり正義を通すみたいなところですかね、本当にクリエバには正義が似合うなあ。

この間も別の映画(セルラー)観てて、途中までチャラいのに、途中から正義を通す(人を助ける)ようになったら急にかっこよくなってたもん。

まあ、悩むというか、心が揺れる姿もいいんですけどね。最初から最後まで黒いもっさりしたコートを着てるし、坊主だし、髭はえてるし、地毛だから金髪じゃないけど、かっこよかったよ。

オフィシャルサイトとトレーラー(そもそもオフィシャルがネタバレしてるような気もする)