ラッシュ/プライドと友情
そもそもこの邦題はなんでしょうか…邦題ってだいたい蛇足だよね…。2月9日、豊洲ユナイテッドシネマの10番スクリーン(オーシャンスクリーン=でかい)で見てきました。
あらすじ: 性格もレーススタイルも相反するF1レーサー、ニキ・ラウダ(ダニエル・ブリュール)とジェームス・ハント(クリス・ヘムズワース)が激しい首位争いを繰り広げていた1976年。ランキング1位だったラウダはドイツ大会で大事故に遭遇し、深いけがを負う。復活は無理だと思われたがわずか6週間でレースに復帰し、日本の富士スピードウェイでのシリーズ最後のレースに臨む。
ニキ・ラウダを描きたかったのか、ジェームス・ハントを描きたかったのか、そこが中途半端な気はしましたけど、2人を描きたかったということにしておきますね。でも、友情シーンがあるかっていうとそんなにでもなく、両サイドから描くって感じでしたね。私は常に、ジェームス・ハント寄りで見てました。
ニキ・ラウダがとっても頭脳的に攻めていくのに対して、ハントは感性だけで乗り切っていくところが、事実はどうだったか分かんないけどすごいなこれはと思いましたね。
それにしても、富士のシーンはあまりにも豪雨すぎるんだけど実際にあんな豪雨だったのかなあ。
レースのシーンよりも人間を描くシーンが多かったのもなんか良かったです。もちろんレースシーンのスピード感やエグゾーストノイズ、観衆や実況の重なる声とかがいやがおうにも高揚感をかき立てられたわー。
ニキ・ラウダの復帰戦のニキ目線が、最初ぼやけているんだけれども故障車を追い抜かしたあたりでクリアになるところですごくグッときましたね。
俺の隣に座っていたお母さんが事故シーンとか痛いシーンとかで顔を覆ってヒーッてなってるのがおかしかった。でも、肺の吸引はマジ辛かった、息止めてみてた。
終わり頃に実際のフィルムとかが出てくるんだけど、本物のジェームス・ハントがクリス・ヘムズワースよりもイケメンすぎてウケた。レースカードライバーって小さいっていう印象だけど、この人ほんとに背が高かったみたい。金髪で、シャツの胸はだけてて、背が高くて、マジカッコいい笑。
ニキ・ラウダのシーンで面白かったのは、奥さんに出会うときのシーン。イタリア人二人組面白すぎだろう。でもってミニかなんかをすごいスピードで走らせるニキは惚れてまうなあ…。ダニエル・ブリュール(ニキの人)はジョヴァンニ・リビシとなんかイメージが被ってしょうがなかったんだけどなんでかしら。ちょっと似てる?
時代背景とかも良かったっす。70年代の雰囲気、華やかで自由な感じとか、ファッションとか。音楽も悪くなかったと思う(Fameとかさ)
どのシーンか忘れたけど、ハントが「甲冑を着けてるとか?」みたいなこと言ったのはちょっとクスッときた笑