アウトバーン

CollideEran Creevy 2016)(アスミック・エース 2016年6月10日)

http://www.imdb.com/title/tt2126235/

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豪華なキャストを良い意味で無駄遣い

日本が世界最速公開だとか(確かどこかの映画祭で上映されていたのを読んだことがあるような気がする)(アメリカは8月公開)で、早速見に行きましたけど、スクリーンがちっさかった。ニコラスに気を取られていたけど、プロデュースにジョエル シルバーの名前があった。音楽はクラブミュージックのアゲアゲ。


撮影監督/エド ワイルド(エンドオブキングダムLondon Has Fallenの撮影監督もやってるらしい)

ちょっとしたチンピラ ケイシー/ニコラス ホルト
ドイツで自分探し中 ジュリエット/フェリシティ ジョーンズ
常にガンギマリのギャング親分ゲラン/ベン キングスレー
もっと悪いやつハーゲン/アンソニー ホプキンス
字幕/風間綾平


蓋を開けてみたら、ニコラスアイドル映画でした(褒めてる)

ドイツでチンピラしているケイシーがある夜クラブであったジュリエットに夢中になってしまい、足を洗いますが、ひょんなことでジュリエットの大病が発覚してしまい、その治療のために一攫千金を狙うという話です。

アウトバーンで高級車を乗りつぶしながら走りまくるというのは若干広告に偽りありなところがあって、基本はジュリエットに恋をしたチンピラ野郎のケイシーの男気を見せてくれるラブストリーに大俳優たちが絡んで面白くしてくれるという代物であって、カーチェイスだけを期待していくとちょっとがっかりするかもしれません。実際に乗り潰される高級っぽい車は1台で、大破するのはファミリータイプのワゴンですし。

クラブでジュリエットをナンパするあたりとか、ちょっとスキンズのトニーを思い出させるような雰囲気です。

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ファッションも独特すぎてこの人が出てくると気が散ってしまっていけない(いい意味で)

チンピラ稼業の時にお世話になっていた親分のゲランがまた、すごいやつでしてね。常に何かでガンギマリ、オンナと映画が大好きで、ケイシーのことをバート レイノルズと呼ぶし、相棒のことはトラボルタだし…。

そのゲランが元締めであるハーゲンに取引を有利にして欲しいと頼んだところ、鼻で笑われるという案件があって、そこにいいタイミングでケイシーが戻ってきたために、ハーゲンの取引を横取りしようという計画を実行するに至るのですが、計画はほぼケイシーが一人で考えたのか。すごいぞ。

しかも、この計画、最後の最後でドンデンあるよ。ケイシー天才。

シトロエンが大破するのがほぼ中盤、ここがクライマックスかと思っていたから(映画はここから始まって遡る)びっくり。

そのあと何台か高級車を乗り継ぎますが、特に大破しません。えー。

ガゾリンスタンドのシーンで、ハーゲンとケイシーが対峙するところは緊張感あり、ちょっとした笑いあり。

ものすごく大金が動く取引だったのだけど、結局はお子様用トランクに入る程度の金額に(500万ユーロだっけ)(500ユーロ札ってすごいね)、それも25万ユーロだけくれればあとはいらないって。とにかくジュリエットのことだけしか考えていないという潔さ。ラブストーリーだね。

とにかくですね、ケイシーが頭の回転が良すぎて降参です。

なんていうか、久しぶりにこんなに屈折していない作品を見たなという感じです。まったく主人公やその周りが危なげがなく、相棒君も生きてて、ちゃんと分け前ももらえるとか、悪いやつは死ぬか捕まるかで、安心して観れるおとぎ話だった。

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ジュリエットが本当に添え物なだけだったのがちょっとがっかりだったなあ…今っぽくないっていうか…。最初に出てきた頃はわりと食えない女っぽさがあったのに…。フェリシティ ジョーンズだからなんかやってくれるんじゃ…って思いながら観てた。雑だなーと思ったのは、しばらく(1年とか)付き合っているという設定なのだけど、見た目がね、ほとんど変わらないのです。

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ニコラス ホルトの美しい瞳はたいへんごちそうさまでした。なんどもクローズアップがあります。

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ちょうど大人になりきった感じでいいですね、ヘタレ男子の片鱗を残しつつのひとまわり身体もビルドされてる感じで。

相棒がなかなかいい感じだなあ…と思っていたのだけど(全然話を聞かないとか、飄々としてて)ベンハーに出るらしいですね。

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写真は主にここからもらってきています。(全米公開前だからまったく情報なくて泣く)


2016/6/10 TOHOシネマズ新宿 スクリーン8 F列(スクリーン小さい)

サウスポー

Southpaw(2015 Antoine Fuqua)(ポニーキャニオン 2016年6月3日)

http://www.imdb.com/title/tt1798684/

一度は上り詰めたボクサーが再び底辺からやり直します。家族のために。

あながち日本版のポスターは嘘でもないです。ボクシングものだからなのか、いかつい男性が多く、女子率が低かった。
ジェイクの体のつくりがすごいよ!っていう前評判だったけど、どうなんだ、これはつくりすぎの体では?とちょっと思いました。


ビリー ホープ/ジェイク ジレンホール
ティック ウィリス/フォレスト ウィティカー
レイラ/ウーナ ローレンス
ジョーダン/50セント
アンジェラ/ナオミ ハリス


キレやすい性格のビリー ホープはずっと負けなしのチャンピオン、最近ちょっと打たれすぎて体がボロボロです。妻からは少し休んだら?と提案されますが、なかなか受け入れられません。でも、口から出血が止まらなかったり、自分でも分かっているんじゃないかな。

キレやすい性格が災いしてアクシデントで妻を失うことに。そのあとの試合で散々な結果となり、試合もできなくなり、事故を起こし、家を手放し、娘は施設に預けられてしまします。もともと施設育ちのビリーとその妻、家庭があることにどんなに渇望していたか。

生涯一度だけ負けたボクサーを育てていたトレーナーに会いに行き、彼にトレーニングしてもらおうとします。そして、アクシデントの引き金ともなったライバル視をして突っかかってきていたミゲルとの試合に挑むことにします。いまや、ビリーのエージェントだったジョーダンは、儲かるからとミゲルのエージェントをやっています。そもそもこのジョーダンが悪いやつ。

基本的に、ビリーはキレやすいだけで根っこはすごくいい人だし、とても努力家だし、人の話を聞く耳を持っているんです。そして、彼には拳しかない。

試合のシーンは、実際のスポーツ中継のカメラマンが撮ったとどこかで読みました。迫力のというよりは少しわかりやすい映像だったように思いますが、最後のラウンドは、パンチが直接カメラに向かってくるような映像でした。

試合の映像を中心としたというよりは、感情的な背景もかなり重きを置いていたように思います。ちょいちょい出てくる施設のアンジェラが聖母的でよかったです。

格闘技シーンといえば、最近だとクリード、ちょっと前だとウォーリアーを思い出して(ウォーリアーはMMAなのでちょっと違うけど)見ていましたね。これらと比べてもやっぱり、試合中心というよりは、物語中心。という気がしました。試合があっさり目に描かれていたのか、そういう目で見ていたからなのかもしれません。

合間合間に涙目のレイラが映るので、そういう気がしたのかもしれません。この子はそんなに可愛い顔というわけじゃないけど、聡明そうなかんじでよかったですね。

テーマソングのエミネムが良かったです。普段はラップ聴かないけど。エミネムが当初はビリーホープ役で話が進んでいたんですってね。そして、エミネムが左利きだそうです。ジェイクは右利き。

そういえば、結構墨多めだったんですけど、右耳の裏のツバメが最高に格好良くて映るたびに見入ってしまいました。これはいい。


2016/06/03 TOHOシネマズ新宿 スクリーン4 F列

デッドプール

Deadpool(2016 Tim Miller)(20世紀フォックス映画 2016年6月1日)

http://www.imdb.com/title/tt1431045/

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無責任デッドプールが愛する人のためにヒーローになります。

日本での宣伝が素晴らしかった。鑑である。本国ではR指定にもかかわらず大変良い興行成績をおさめているということで大変期待しておりました。コミックは未読です。日本ではR15です。


撮影監督/Ken Seng
デッドプール(ウェイド)/ライアン レイノルズ
エイジャックス(フランシス)/エド スクレイン
ウィーゼル/T.J.ミラー
エンジェル ダスト/ジーナ カラーノ


とにかくしょっぱなからガンガン飛ばしていく構成で、オープニングロールから笑わせる。心構えできてなかったから、もう一回見てオープニングロールを堪能したい。

時系列で進まず、今があって、どうやってデッドプールになっていったのかは、随所でいいタイミングで挟み込まれていくので、まったく中だるみなどがなく、素晴らしい。

とにかくドバドバ血が出るし、頭は飛ぶし、汚い言葉の応酬で容赦がないところも素晴らしかった。大人の事情を最大限に活用したギャグも冴え渡っているし、どう考えても子供向けには絶対作っていないですよね。メタ発言とか第四の壁を越えてくる感じとかたまらない。

とはいえ、X-MENとのつながりもあって、あの学校が出てくるんですよね、がらんとしてるけど笑。

アクションもキレッキレだし、あえて3Dにしていない(予算も関係あるのかな…)んだけど、それでも迫力のある映像になっていてマジカルだった。被写界深度を最大限に利用している感じ。冒頭の薬莢のカットはものすごくかっこいい。

友人のウィーゼルもいいんだけど、そのバーにたむろしてるモブ達もすごくよくって、誰が死ぬかに賭けているんだけど、これ胴元がウィーゼルなんだよね(ウィーゼルもウェイドに賭けているけど)だから、エイジャックス(フランシス)が来た時に、全員がガチャって銃を構えるところとか最高だ。ブロウジョブのくだりもすごい好きだ。ちなみに、手を使わずに飲むらしいよ。すごい下品。

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コロッサスの訛ってゆっくり喋るところ、とかとことん真面目なところ(なんどもX-MENにリクルートする)とか、ネガソニックティーンエイジウォーヘッドの今時の若者っぽさ(ほとんど喋らない、ツイ廃)、エンジェルダスト(大迫力バディ)の強いお姐さんぶりとか、それぞれのキャラもいい。

最愛のヴァネッサはこのあと強くなったりするのかな…。

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とにかく終始笑い通しだった。面白かった映画の説明って難しいな…。何も疑問に思わずにただ笑ってるからか。


2016/6/1 TOHOシネマズ新宿 IMAX2D スクリーン10 H列
パンフレット720円(レイアウトがコミック風)

神様メール

Le tout nouveau testament
The Brand New Testament(2015 Jaco Van Dormael)(アスミック・エース 2016年5月27日)

http://www.imdb.com/title/tt3792960/

神様は存在する。ブリュッセルのアパートの一室に。

予告を見たら大変面白そうだったので観に行きました。最近は単館ぽい映画もシネコンでやってくれるので快適第一な私は嬉しい限りです。


神様の知られざる娘エアが、下の人たちに寿命を知らせるメールを一斉配信。自分の寿命がわかった人たちの悲喜こもごも、そして、新・新約聖書を書く使徒を18人にする(あと6人増やす)(お母さんの大好きな数だから)(お母さんは野球が好き)スカウト活動を描きます。

エアが父親への仕返しのつもりで寿命メールを送信します。エアちゃんかわいい、少女っぽさと聡明さの塩梅がちょうどいい。

神様が、こんなだらしないおっさん(娘に暴力を働いたり、妻に対してなんのリスペクトもなかったりする)だったとは、数々の試練がおっさんのいやがらせまたは、面白半分のいたずらだったとは。本当にやなヤツなんです。

だいたいこんな感じで、だらしない格好でパソコンから世の中を操作している。でも、このどこまでも続く引き出しのところはよくできててすごい。

創世記あたりのざっとした説明のところも笑えた。

JC(イエスキリスト)が普段は置物なんだけど、エアが話しかけると動き出し、わりと普通のお兄ちゃん風に色々教えてくれたりして笑える。

冷蔵庫の中が空っぽだったり、棚の中が空っぽだったりするけど、一回扉を閉めてまた開けると中がぎっしり(でも一種類しか入ってない)になったりするところが普通のお宅ではない感じだけれど、あとはずっとスポーツチャンネルがつきっぱなしのキッチンから続く居間とか、まるで普通の団地の一部屋。

JCに教えられた通り洗濯機の中に入って、下のコインランドリーからでてくるところ、エアの時は普通に出てきたんだけど、神様の時は洗剤まみれでぬるっと出てくるところがまるで出産じゃなかったか。

エアが最初に出会ったヴィクトールというホームレスを記録係として任命するのだけど、記録する人は使徒ではないのか(新約聖書のことがよくわかっていない)使徒は、エアが適当な引き出しから掴んできた書類で探すのである。

ヴィクトールに対して父性のようなものを感じてしまうエアは不憫だ。

次々と出会う新しい使徒たちと彼らによる福音書と、彼らが見る夢(奇跡)、そしてエアが聞く音楽。誰もがどこか寂しくて、どこか孤独。使徒が増えるたびに居間に飾ってあるJCの最後の晩餐の絵の中に使徒が増えていくんだけど、タッチ違いすぎるだろ、というところも含めて笑える。

使徒一人一人にエアが見せる奇跡や、エアとヴィクトールが終盤で見せる奇跡に使われるCGはかなり高度なものだったりするのだけど、それをさらっとやって過ぎていくところがハリウッド映画とは違う趣。気に入ったのは、オーレリーの左手。あれは結構長いカットだったのに退屈しなかった。

カトリーヌ ドヌーヴ!

神様がいく先々で受けるひどい扱いがなかなか笑えていい。特に教会の神父とのやりとりは最高だ。

使徒たちとエアはみんなが最後を迎えるために向かう海へと向かう。自分の最後を海で迎える人とそれをアテンドする旅行会社や葬儀屋でごった返す海辺。

そのころブリュッセルでは…。夫も子供もいなくなった部屋で、いつものルーチンをこなしつつ、オカンアートも炸裂させていたお母さんが、パソコンを強制終了(一番やったらダメなやり方だけど笑)したことで、このあと色々起きるんだけど、これが痛快すぎた。

あと、所々で出てくるケヴィンが「寿命までは何をしても死なない」からってお試しするシーンがちょいちょい笑わせてくれたけど、最後のシーンは意味深である。


2016/5/27 TOHOシネマズ新宿 スクリーン4 E列

パンフレット720円

マクベス

Macbeth(2015 Justin Kurzel)(吉本興業 2016年5月13日)

http://www.imdb.com/title/tt2884018/

配給が吉本でびっくりだね。

シェイクスピアのマクベスです。原作は読んでない(きっぱり)(読んだ気がしてたけど、読んでなかった)


撮影監督/アダム アーカポー

マクベス/マイケル ファスベンダー
マクベス夫人/マリオン コティヤール

日本オフィシャルサイト


マクベスが魔女の預言に惑わされて王を殺して自らが王になりそして殺されます。

マクベス自身の預言は当たってほしいけど、次の王になるだろうと言われた友人のバンクォーの息子のことは当たってほしくないから、殺してしまうとか、そういう時代だったのだろうけど、ひどい話だ(日本の時代劇と同じか)

とにかく映像が綺麗。綺麗というか、最高にわたくしの好みでした。気になったので調べたところ、アーカポーさんはTrue Detectiveの撮影もした人だった。

霧に覆われたスコットランドの荒野、戦場なのに静謐なムードでスローモーションで滴る血、霧の中から現れる魔女たち。この魔女たちの衣装とメイクが素晴らしかったですね。特に顔に施されたスカリフィケーション。

最初のシーンからガッツリ雰囲気に飲み込まれる。

主演の二人がすごかった。どんどん狂っていくマクベスと、それにつれて心が離れていく夫人。自分がそそのかした殺人によって、夫が狂っていくわけだから、仕方がないのになあ…と思ってはいたけど、終盤の夫人が亡くなる直前のシーンのコティヤールの眼がすごかった。吸い込まれた。

マクベス夫人とマクダフ夫人のメイクアップが印象的だなー、あれは素敵すぎた。

運命に絡め取られていくマクベスの心の弱さ、狂気の表現がすごいよ、フェスベンダー。もう、かわいそうでしかない。

マクダフの妻(エリザベス デビッキ)と子供たちが、無実の罪をなすりつけられ追われるところで、ものすごく気持ちが入ってしまってここで泣いてしまいましたよ。デビッキもうまかったのかな…。そのあとの火あぶりのシーンとかもうひどいんだけど、それが美しいとかもうね…。

それ以外にも、亡霊としても現れる最初の少年兵の姿がすごく印象的だったなあ…。

イングランド軍に火を放たれた赤い画面とか。

ああ、もっと大きいスクリーンで観たかった。


2016/5/14 109シネマズ木場 シアター6 F列(スクリーンはまあまあサイズ、F列は前が通路なので楽チンです)

パンフレット720円。こちらも画像が綺麗。

ヘイル、シーザー!

Hail, Caesar!(2016 Ethan Coen, Joel Coen)(東宝東和 2016年5月13日)

http://www.imdb.com/title/tt0475290/

俳優陣が豪華、でもちょっと人を選ぶ映画だよという評判から二の足を踏んでましたが、安い日に見ればいいか…などと失礼な感じで見に行ったら、大変面白かったです。


撮影監督/ロジャー ディーキンス

何でも屋マニックス/ジョシュ ブローリン
大スター俳優ウィットロック/ジョージ クルーニー
期待の大型新人ホビー ドイル/アルデン(オールデン) エーレンライク
はすっぱ美人女優ディアナ/スカーレット ヨハンソン

オフィシャルサイト


50年代のハリウッドの映画でかいスタジオ、大作の撮影中に主演俳優が誘拐される。何でも屋のマニックスが合間に就職活動しながら奮闘します。

それぞれちゃんとモデルとなる俳優とか監督とかいるみたいだけど、その辺はよくわからないまま観ましたけど、特定の人はわらかなくても50年代ってこんな感じよね、というのがわかっていれば楽しめるのでは…。

マニックスが若い女優さんのスキャンダルもみ消しから、誘拐された俳優の後始末から、プレスの対応までなんでもやるんですけど、そうしつつも、常に迷っていて、敬虔なクリスチャンで禁煙の誓いを破ったからと懺悔をしたりするんですよ。ボーダーラインの時のブローリンの強面とはちょっと違う疲れたお父さんみたいな感じがよかった。

だだっ広い敷地に巨大なスタジオが並ぶ姿がものすごく壮大。

それぞれのスタジオでそれぞれの映画を撮っているんだけど、セットもでかくてほんとにすごい。ちょっとしたお金ならすぐに用意しちゃうところとか、スケールでかいです。

何よりもこの映画で心奪われたのは、オールデン エーレンライクっていう俳優。観てから調べるまで知らなかったんだけど、この人が若きハン ソロをやる人なんですね。この人の人を惹きつける感がすごかった。見た目がすごくハンサムという感じではない(失礼)んだけど、ちょっとクラシックな佇まいとかまなざしとかかな…。運動神経抜群、手元を見ないでロープを八の字巻きしたり、投げ縄したり、これはハンソロじゃなくてインディジョーンズでは…。すごく大根役者であるということを前提にしているこの人の演技がすごい。

カウボーイ映画で人気の俳優でこれから全方面に売り出していこうっていうところで、ローレンツ監督(レイフ ファインズ)の作品に出るんだけど、そのやりとりが傑作だった。劇場が笑いに包まれたよ。その後のシーンで編集中のフィルムが流れるところがあるんだけど、そこで、がっつり心を掴まれたよ、間違えて言ったセリフがものすごく活きててハッとした(映画って…映画って…)編集してるのがフランシス マクドーマンドで、ここしか出てこないとか贅沢、そして体を張った一発ギャグ。

誘拐された先で共産主義者の脚本家たちにすっかり心酔してしまうスター俳優とか、共産主義者たちが応援していたのは、ミュージカル俳優(チャニング テイタム)だったとか。風刺がきつめ。

いつものセクシーヴォイスを封印してガラガラ声のはすっぱ女優をやったスカジョも良かったですね、本筋に全く関係なかったけど。

撮影監督がロジャー ディーキンスなんですけど、もうどうでもいいところで美しい引きの映像とか出てきて(マリブの海辺とか)別に無駄遣いではない。多分。十字架のセット(ゴルゴダかな)を見上げるマニックスの後ろ姿のカットとかが、無闇に美しくて胸を打つ。マニックスが信心深いから余計か。

ロッキード社のヘッドハンティングに、結果として応じない(待遇もいいし、仕事も楽になるのに)ところに映画愛を感じました。

出演者調べてて、クリストファー ランバートの名前があってびっくりした。嫁がいるのに若い女優に手を出すなって叱られてたのがそうだったのか!全く気が付かなかった。ミュージカルの監督だったっけ…。

ミュージカル部分はなんだかゲイゲイしい雰囲気で、チャニング テイタムがキラッキラしてました。


2016/5/16 TOHOシネマズ新宿 スクリーン3 E列(真ん中の通路脇がスクリーン中央になるタイプ)

Before We Go

Before We Go(2014 Chris Evans

http://www.imdb.com/title/tt0443465/

クリス エヴァンスが監督したラブストーリーです。なんとなくBefore Sunrise(リチャード リンクレイターのやつ)を思わせるような、でも、それの大人版のような作品です。評価は低いです笑(←笑うところか…)

オンデマンドで観られる(オフィシャルサイト)ようになっているというのがTLで流れてきていたので、気になっていましたが、連休なので見ることにしました。が、散々日本語でまでツイートしてたくせに字幕がありません。英語字幕もないので1.3リンガルくらいの私には難しいところもありつつも、置いていかれるようなことはありませんでした(聞くのは割と得意)


クリスマス前のNY、グランドセントラル駅、家路を急ぐ人、どこかに出かける人が行き交うなかで、トランペットを吹いている男が一人。しばらくしてトランペットをしまって電話をしている彼の目の前を駆け抜けていく女性が携帯電話を落とします。

壊れた電話を渡し、最終電車に乗り遅れた彼女に余計なお世話と知りながらも、事情を聞き、手助けをしようとする。

男はニック(クリス エヴァンス)、お気に入りのジャズバンドに加入できるかもしれないオーディションを明日に控えている。

女はケイティと名乗るけれど、それは偽名で本名はブルック(アリス イヴ)。バーでポーチを盗まれ、一文無し。しかも何やら事情を抱えている。


一晩をNYの街中で、話しながら歩き回り、ちょっとした冒険をし、ほんのりした気持ちを共有するふたり…。という、結構ベッタベッタに甘ったるいお話です。クリエバはロマンチストなんだなー。

Before Sunriseと違うのは、このふたりがまあまあ歳がいっているのと、片方は結婚しているし、片方はずっと抱えてきた想いがあるところ。それが、ブレーキになるところ。

もうなんか、見てるだけで、えへへ、ちょっと、クリエバ…恥ずかしい…。ってなるくらいのシーンとか結構あるんだけど…。あと実際こんな優しい人いる?いるの?という感じ。同じNYだからかもしれんけど、フランシス ハのこともちょっと思い出したし、はじまりのうたも思い出したかな…。

劇場で観るかっていえば見ないんだろうけど、おうちにカレシとかカノジョとか呼んで、カウチでカドルしながら観ると大変いいんじゃないでしょうか。あとは、あまあまのクリエバを見ておきたい人向け。


2016/05/03 アプリで観た。

シビル・ウォー キャプテン・アメリカ

Captain America : Civil War(2016 Anthony RussoJoe Russo)(ディズニー 2016年4月29日)

http://www.imdb.com/title/tt3498820/

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ええ、まあ、初日、初回を観に行きまして、そのあと4回観てるんですけど、まだ考えがまとまらず、もう少ししたらちゃんと書こうと思います。

そういえば、検索してて気がついたんですけど、シビル・ウォーがタイトルなんですね…がーん。


とてもよくできたフェーズ3(だっけ?)の幕開けなんですけど、やっぱり、ちゃんとウィンターソルジャーの落とし前は付けてほしかったな…っていうのがね…うん。落とし前はちゃんとつけてはいるとは思うんだけど…ねえ。

エージェント カーターも全部観たし、もう一回今度は2Dで観てから書きます。

乞うご期待(えー)


というわけで、2Dでも観ました(だからって何が変わったってことはなかった)(もう少し間を置いてからもう一回観たい)ので、やっと感想を書こうと思います。まとまりなくてすみません。

書く前からアレですけど、多分長文になります。そして、完全に筋を追ってますし、盛大にネタバレしています。鑑賞後にお読みくださいです。

ちなみに私はチームキャップ派です。


音楽はウィンターソルジャーに続いてヘンリー ジャックマンだったんだけど、前の方が良かったなー。プロダクションデザインがマトリックスのオーウェン パターソン。撮影監督はトレント オパロック、ブロムカンプとのコンビの人ですね、ウインターソルジャーもこの人。字幕翻訳は林完治。


1991年、シベリアの山の中、コールドスリープに入っていたウインターソルジャーが起こされ、なんらかの暗号で操られ、任務を完了する。この任務は何度かリフレインする大事なシーン。コールドスリープから出てきたけどむっちりしているバッキー笑。ほんと予告編て何もかもバラバラにしてピースを組み替えて出してくるよね…って思いました。心から。

最初の現代のラゴスでのアクションが本当によくできていて(ツッコミどころはガスが充満してるところに、入っていったキャップが敵のガスマスクを外して相手は苦しんでもがいてるんだけど、あれ?なんであんたは平気なの?キャップっていうところくらい)とくに、ブラック ウィドウの格闘がキレッキレでかっこいい。ここでまさかのラムロウ退場とは思わなかった。びっくり。そもそも字幕では割愛されててあんまり分かりにくかったけど、最初からラムロウはキャップが来たら心中しようとしていたわけで(もう逃走はしない、集合はしない)なんという個人的な恨み。そこで彼の口から「バッキー」の名前が出たことでキャップの判断がちょっと鈍るとか…。

このラゴスでの戦闘で一般市民の犠牲がまた出たことで世界的に問題になって、ソコヴィア合意協定っていうやつを国連が発動させて、勝手に自警行為ができないようにしましょうっていってくるっていうところから、アベンジャーズが二つに分かれて戦うことになります。でも、ラゴスの11人でこうなるっていうのもなあ…ニューヨークとかの方が犠牲は大きそうなのに(この時の市民の声も否定的なものもあったよね)(ソーの時のもあったっけ)

シールドが崩壊したことで、アベンジャーズは個人の集まりになってしまっているんですね、そうだ、そうだったと気が付いた。でも、ニューヨークの時はまだシールドの仕事だったんじゃないのかな…。

かたやスタークはMITで自分が発明したトラウマ克服システム(正式名称忘れた=BARF=げろ)を発表して、MITの学生に資金を与えるなんていうことをやっていた矢先に、ソコヴィアで息子を失った女性に出会って反省を促される。それにしても、BARFの映像はびっくりするね。あの若者からRDJの声がして、確実にあの顔はRDJだったもんね。どうやってるのかな…ペギーの逆バージョン合成なのかな。

そこにこの協定(合意)が来たものだから、これに賛成することによって罪滅ぼしができるように思ったのかな…と思いました。長期的には考えてなくて、適宜変更していけばいい、できる、と思っているんですよね(耳が痛い)

これ、それぞれに身内みたいな人が賛成と反対に分かれていて、明確に意見を持っているのは他はナターシャだけのような気がしたなあ…。

そこに、ペギーの訃報が届くんだけど、ここの字幕を覚えてなくて…メールの文面もはっきり覚えていないんだけど、she died in her sleep(passedだったかなあ…)になっていて、これ、終盤のシーンでも出てくるんですよねえ…全然別のシーンで。泣き腫らしたような目のスティーヴが痛々しい葬儀のシーン。シャロンのことは前々から噂になっていたので、特別驚かなかったかな。

クリーヴランドのシーンでもそうだったんだけど、なんでジモの左足を映すんだろう。計3回は映してた。まさかの靴のプロダクトプレースメントでもあるまい。この怪しさ100%のジモ、コミックのバロン ジモとは関係ないのかな…。若いしな。元特殊部隊とか、ポテンシャルは高そう。ブリュールっていかにもなヨーロッパ感があっていいですね。ドイツ語はネイティブだし(トリリンガルなのかな…)この人は単純に復讐に燃えているだけなんですよね。アベンジャーズさえいなければ…って思ってる。

国連の会議で爆発が起きてティ チャラのお父さんティ チャカ王が亡くなるんだけど、このシーンの(とその前もだけど)ティ チャラの少年性みたいなものはなんなのか…うっかりもらい泣きをするほど、このシーンが説得力がありすぎて、後でチャドウィック ボーズマンが39歳と知ってすごくびっくりした。20代でも通りますよ。

その爆発の現場でバッキーが目撃されたということで全世界的に指名手配になるんだけど、そのころブカレストで最初に出てくるところで、プラムを選んで買っているんだけど、ルーマニア語で何か喋ってるし。お店の人と笑顔をかわしたりする余裕が隠匿生活をしているバッキーにあってよかったよね。

シャロンの流してくれた情報を元に、キャップがやってきたブカレストのバッキーの部屋は殺風景で、娯楽の類があるようではなく、ベッドの上に寝袋を置いて寝起きしているようだし、お菓子くらい食べてもいいよね…と思ったけど、これもさりげないプロダクトプレースメントなのか…もしかして。きっとすっかりキャップのことは思い出しているはずなのに、展示で見たなんて言っちゃって…キャップもそれを見抜いて嘘ついてるだろ…っていうけど、そんなやりとりを続ける暇なく特殊部隊が突入してくる…。

ここでのアクションシーンは、お互いに頼り合っている共闘という感じではないんだけど、なぜかすごく息が合ってしまっているところが、ちょっとグッときた。とくに序盤のところで、手榴弾を蹴りこんでシールドで蓋するところとか(あれ、床に穴あかないのかな?)二人でシールドに隠れた直後のキャップごと吹っ飛ばすところ、階段のシーンとか本当にいいよね。息合ってるよね。ところで、キャップの顔をかすめて床ぶん殴ってリュック取り出すシーンはちょっとドキドキした(違う?意味で)

そのあとのチェイスシーンで、バイクをひったくるバッキーがかっこよすぎた。あのシーンだけ繰り返し見たい(流出してたやつ貼っておくもう少し長く見たいんだよー)

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この後のキャップとスタークの会話の中で、いかにスタークが自分のことを第一に考えているか、いかに保身に走っているかを自ら口走ってしまうのだけど、うっかりさんだよなー。キャップはペンを返す時に「セットをバラしたくないから」っていうんだよね。これは暗喩ですか。

捕まっても、割と穏やかな顔をしているバッキーが暗号で別人になってしまうんだけど、どこかにかすかに本来のバッキーが残ってる感じがなんとも切ない感じで、ナターシャに「私のことわかるでしょ」って言われた時とか、ヘリで逃げようとした時の、ふとした拍子に見せる表情とかなんともいえんものがあった。でも、スタークのことは知らんから容赦ない(シャロンにも)でも、ナターシャはバイバイビキニの恨みしかないんじゃないかと思うんだけどなんであそこで声かけた?

ヘリのシーンはね、ただのポルノです。筋肉ポルノ。ただ、ポルノの裏にスティーヴの今度は絶対に離さないと言う気持ちがあって、それとその時のバッキーの表情とかがね、またね、泣かせますよね。見慣れてくると気持ちの入れどころを失って、ただのポルノになってしまうのが困る。

キャップは、そのままバッキーを連れて逃亡。バッキーは正気に戻って、その後再びの1991年のシーン。ここのところは若干の説明臭さがあったけど許容範囲かな…特にバッキーのセリフがなー説明調だったよねえ…もったいない。

国務長官にキャップたちを連れ戻すと約束を取り付けるスタークはここは保身とかなんだろうか…ここはキャップがいなくなられても困る…なんだろうか。やっぱり保身かな…。

ここからしばらく息抜きのようなシーンが続くんだけど、これがよくできてたと思う。バラバラに息抜きされるとこちらの集中力が続かなくなるし、ここがまったりしすぎると緊張感なくなるし。ここでスパイダーマン出したのはうまかった。しかも脚本がうまかった。トム ホランドがうまかった。

スーパーヒーローが、果たして自分のやっていることは正しいのか、なぜそれをするのか、というのは最近のヒーローもののテーマとなってるし、新しいスーパーマンのシリーズでは、常にそれでスーパーマンが悩んでいるんだけど…。ここでも、スパイダーマンのセリフに、なにもしなかった時に何か悪いことが起きたら、自分が悪いことをしたような気がするから、困っている人を助けると言っているんだけど、このセリフを聞いた時にそんなに「はっとした顔」をしないんだよね、スタークがさ。あれ、もうちょっとはっとしてほしかったかな。どっちかというと、俺と同じだな…くらいの印象だった。スタークはちょっと違うような気がするんだけど…。

その後のほっこりキスシーンは、いい溜めになっていました。これから起きる戦いの前の一息いれるところ(アントマンとの顔合わせも含めて)としても、その後のファルコンとバッキーが共闘した時に息が合うのも、あの二人がにっこりして頷いてたから、納得できる。

空港の対決は、目的が二つのチームで(というかそのリーダーで)食い違っていて、話聞けよスタークっていう感じなんだけど。多分、スタークとしてはバッキーを逃がすためにクイーンジェットに乗ったと思っているだろうし、話し合いは大事だねと思いましたよ。

このシーンは深刻な雰囲気ではなく、力くらべというかそいう感じです。ブラックパンサーだけは本気ですけど。ここで、バッキーは俺じゃないっていうんだけど、信じてもらえない。

そして、全てをアントマンに持って行かれた笑。スパイダーマンも軽口叩きながらの戦いでかなり楽しかったのだけど、アントマンのあれは卑怯。直前のカットから笑わせた上のあれだもの。

ここでのナターシャはあのずっとモヤモヤしていた感じを行動で現したとはおもうんだけど、ナターシャは逃したと思っているんだろうなあ…と思うと複雑。これから戦いに行くのだけど…。それに、ティ チャラさんも意外な攻撃を受けてその後どうなったのか気になる…。ちゃんと追っていってるしなあ…。

深刻ではなかったシーンが、うっかりミスで深刻な幕引きとなるのだけど、ここもまた、予告によってミスリードさせられてたことに気がついて、え?ってなりました。

残された人のことを気遣うバッキーとなんとかするというキャップ、それよりは目先のことのほうが大事、というところで、5人の超人セラムを投与された奴らを倒しに行くのであって、逃避行ではないのだけれど、逃避行のように見えるなあ…と思ったわけで…。ここの寂しげバッキーはいいね。陰のあるセバスチャン最高。

残された人は、またこれもミスリードさせられてた刑務所(まさかね、なんかの基地だと思っていたよ)に収監されていて、なんという酷さ。まあ、スタークも知らなかったと言ってはいるものの…ひどい。裁判もなく収監されていたわけで。

キャップとアイアンマンがガチで戦うのが、思ったところじゃなかったのが一番びっくりしたかな。ここも予告にまんまとミスリードさせられていたというか。一旦和解するなんて、それなのに、結局もっと私情だけで相まみえる事になるだなんて思わなかった。しかも、途中では5人の超人兵士たちと戦うのか…と思っていたから、その肩透かしにもびっくりした。

ここで三たび1991年の回想というか、今度は映像。その日のことという意味では、スタークが見せたその裏側も含めて4回目だな。

そして、ラストバトルのところは、初見ではまさかの腕吹っ飛びに本当にびっくりした。予告であれの直前が流れていたので、あれはアイアンマンに致命傷喰らわせるものだと思っていたから、逆でびっくりだよ。それを目にしたキャップが本気でアイアンマンを殴りにきているところ、半泣きでとどめのシールドを突き立てるところはグッときた。そして、弱ってるバッキーに肩を貸してシールドを捨てる(割と悩まずに)キャップ。ここでもスタークはカッコ悪いおじさんなのである。殺されると思っちゃったんである。

全体的に見てて思ったのは、そうなんだよね、バッキーは接近戦用の戦闘員じゃなくて(もちろんメタルアームあるし、セラムも効いてるから普通よりは強いんだろうけど)もともとスナイパー的な人だもんね、バッキーは…。銃をもたせてくれ、だけどこれで殺さないとか難しいね…。組みあったらティ チャラの方が全然強いし、もしかしたら、体力の差がなければ女の子にもやられそうだし、勝てるのはスーツ着てないおっさんだけじゃないのか…。

今回はねえ、音楽がイマイチだったなあ…。前回と同じヘンリー ジャックマンなのに、なんでだろう。前回はそれぞれ各人のテーマがはっきりとあって、それが混ざり合ってすごくいい曲になっていたのになあ…。とくにラストバトルの音楽はちょっと引くくらいドラマチックすぎた。あれはやりすぎじゃあ…。

全体としては文句の言えない作品で、すごくデキがいいと思ったし、対決だから仕方がないのだけれど、アイアンマン(スターク)の心情が描かれすぎていて、キャップ3と思えない、どっちかっていうとアベンジャーズっぽかった…。しかもアイアンマンぽくもあった…。あのヘリでのアーマーお着替えは最高に格好よかったけど。スイッチポンで何かが起動するのかと思いきや!シビれた。

もっとウィンターソルジャーの続きが見たかったんだよー!という心の叫びがあるのです。もう少し一方的な描き方をされていたらどうだったのかなー…そしたら次につなげるのが難しいのか…。

スタークのトラウマのこととかなかったら、ラストのバトルにも繋がらないから描かなくてはならないんだろうけど…。わかってるけど、物足りない。ティッシュひと箱分泣きたかった。コミックと同じ筋で、インフィニティウォーにつながる…てゆーとあれか…(←あらすじしか知らないくせに)みたいなことを考えて、勝手に泣いていた日々が懐かしい(バカすぎる)

そしてエンドクレジット後の(エンドクレジットもWSのほうが好き)コールドスリープに入るバッキーが真っ白で、心を入れ替えました感がすごい。コールドスリープに入ったら、どんどん年齢差が広がってしまうよね…ちょいちょい目が覚めてたから今はバッキーのほうが年上なのかもな…。

スタークはさっさと解析して左腕を作ってくださいね。でもあのメタル感は好きなのでそのままでお願いします。中の人は大変だけど、次作でも潤滑剤使ってください笑。

Your Left Hand is Freeが二回流れるのは、単にそういう契約(全コーラス流さないなら使わせない)なんだとは思うんですけど、左というだけで意味深ですよね。と思いきや、これはスパイダーマンのところでかかったことを忘れてはなりません。そして、この曲は君の左手の指には指輪がないね、でも右の手は男の手に繋がれてる。だけど気をつけて、その男の右手は銃に手を伸ばしてる…というようなリリックだそうです。でもスパイダーマンにはあんまり関係ないよねえ…なんでこの曲だったのか…。全体的に今回音楽が謎。

スパイダーマン ホームカミング楽しみですね!特にきれい(ありえないほど魅力的な)なメイおばさんが!ダウニーとマリサ トメイは同世代だね。いい感じのきれいさ(というか、セクシーさ。最後の「タフガイ♥」てとこすごくいい。イケてるおばさんて感じ)です。


2016/4/28 TOHOシネマズ新宿 スクリーン10 IMAX3D J列
2016/4/29 109シネマズ木場 スクリーン2 IMAX3D L列
2016/4/30 TOHOシネマズ日本橋 スクリーン8 3D G列
2016/5/1 109シネマズ木場 スクリーン2 IMAX3D M列
2016/5/2 109シネマズ木場 スクリーン2 IMAX3D L列
2016/5/4 新宿ピカデリー スクリーン1 2D J列
2016/5/8 109シネマズ木場 IMAX3D L列
2016/5/14 109シネマズ木場 IMAX3D L列
2016/5/21 ユナイテッドシネマ豊洲 2D スクリーン2 D列
2016/5/29 TOHOシネマズ新宿 IMAX3D スクリーン10 F列(足元楽だけどちょっと近いから疲れる)
2016/6/1. TOHOシネマズ新宿 2D スクリーン11 F列

パンフレットは関連作を知るのによし、グッズの通販によしです(多すぎ)820円 

ズートピア

Zootopia(2016 Byron HowardRich Moore)(ディズニー 2016年4月23日)

http://www.imdb.com/title/tt2948356/

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なんだか、大人が見てもいい感じだよというTwitterのTLを見てるうちに、いや、これは見ておくか、劇場で…。と思って見てきました。

安く観られる日に観てよかったです。テンション低めでお送りします。


肉食獣と草食獣はかつて捕食する側とされる側でしたが、1000年(だっけ?)かけて、共存する社会に変えてきました。今では、ズートピアという都会では肉食獣も草食獣もなりたいものになれるらしいですよ!という世界だそうです。今のアメリカの縮図がズートピアだという、まあ、ディズニーの啓蒙映画の一つです。でもそうは言っても、啓蒙っぽすぎた。

うさぎのジュディが夢を叶えて警官になるも、挫折をしそうになり、でもある事件をきっかけにそれを乗り越えていくっていう話です(ざっくりしすぎ)

ポイントポイントで面白いんです。ナマケモノのフラッシュ(この名前!)(と最後のシーン!)とか、受付のヒョウのクロウハウザーのキャラとか(ちょっとおかまちゃんぽい)、オオカミの遠吠えとか、声出して笑ったわ。

あと思いっきりのゴッドファザーのオマージュっていうかパロディとか…。

そういう面白さはあるんだけど、なんだかどうも乗り切れなくて…。

キツネのニックがまるでニール キャフリーだとか、じゃあ、その相棒のフェネックはモジーなのか…とか。とかとか。どう見てもフェネックなのになんで気がつかないのかな…。

そもそもジュディみたいな子のことあんまり好きじゃないし、共感全くできないタイプだっていうのが俺的に無理ゲーだったのかもしれないしな。隣に座ってた白うさぎみたいな女の子は中盤からずっと泣いてたわ。

ワンシーンワンシーンは面白いんだけど、全体のトーンがどうしても説教くさくてなあ…うっすら啓蒙というよりは、直接的に説教されてる感なんだよなあ…。


2016/05/02 TOHOシネマズ日本橋 スクリーン7 TCX K列(後ろすぎた)

Ex Machina

エクスマキナEx Mahcina(2015 Alex Garland)(パルコ 2016年6月11日)

http://www.imdb.com/title/tt0470752/

ずっと観たいと思っているのに、なかなか日本公開が決まらず、えーいっと米盤を購入したら日本公開が決まりました。がーん。

アレックス ガーランドは、ザ ビーチを読んでいて、脚本だとサンシャイン2057と私を離さないでを観たことがあった(ことを知った調べて)アレックス ガーランドのイメージは前半と後半で作品のイメージをガラッと変えてくるっていうイメージ。28日後は見ていません。なんとなくダニーボイルと仲良しな人というイメージ。


ブルーブック(Facebookかなー)で働くケイレブ(ドーナル グリーソン)がなんかで当選して(その辺りわかりにくい)世界的に有名なプログラマーで、ブルーブック社長のネイサン(オスカー アイザック)の別荘に招待される。人里離れた別荘(アイスランド?)にヘリコプターで連れてこられて、AIをテストしてほしいって言われる。

この別荘が本当に美しくて、建築としても素敵で、そこにラボみたいなのがあってネイサンが研究しているんだけど、このネイサンがですね、非常に変な感じなんですよ。もう、いかにも怪しいというか。狂人スレスレの天才っていうか。

メイドのようにして働いているのは日系の痩せた女の子なんですけど、その扱いもなんか、できの悪い猫を叱るみたいな感じなんですけど、もしかして、この人ロボ?って、ちょっと最初から疑ってみてました。

まさか、ネイサンもロボっていうオチじゃないよね…って思ったけどそれはなかった。

自宅の居室にジャクソン ポロックを飾ってあるとか、金持ち感…。

ネイサンが坊主頭にもりもりのヒゲっていう、謎の髪型なんですけど、しかもなんがてっぺんの部分が白いのか薄いのかわからないけど、模様になっていてすごく気になってしまった。どうでもいいところなのに。テンプレ的にすごく傲慢な感じなんですよね、そのイヤーな感じがよく出てて、この人色んなことできるなあ…って思いましたよ。

ケイレブがテストするのがエヴァという個体なんですけど、これの造形がまたいい感じでして、透明で中の機械が見えるようになっている部分と覆われている部分がある。ケイレブに会うたびに人間ぽさがどんどん出てきて、可愛い服とか着るようになるんですね。ケイレブはちょっと好きになるのかな…。そのケイレブの心の動きみたいなのがね、ちょっとテンプレっぽいっていえばテンプレっぽい。でも、テンプレっぽさを求めているので問題なし。

アリシア ヴィキャンダーって、あんまりロボっぽさがないからどうなんだろうな…と思ってたけど、逆にロボっぽくない方が説得力がある役どころだったからこれでよかったのかな。この人は健康的なのにわりと色んな役が付くなあ…ってちょっと不思議です。

途中で謎のダンスシーンとかあったり、食事シーンの寿司とか、なんだかシュールなところもある。

基本的には密室劇で、主に出てくるのも4人だけ。SF映画と聞いて想像する広がりのある感じとかはありません。宇宙でもないし、アクションもないに等しい。

大傑作かっていうと、うーんっていう感じなので、だからなかなか配給が決まらなかったのかな…。でも、私はAIものとか大好物なので好きです。ビジュアル的にすごくできがいいですしね。全員上手いし。ソノヤ ミズノさんていう人は日系のイギリス人で、もともとダンサーなんだそうです。この人の見た感じもすごいいいですね。


2016/4/10 米盤Blu ray