サウスポー

Southpaw(2015 Antoine Fuqua)(ポニーキャニオン 2016年6月3日)

http://www.imdb.com/title/tt1798684/

一度は上り詰めたボクサーが再び底辺からやり直します。家族のために。

あながち日本版のポスターは嘘でもないです。ボクシングものだからなのか、いかつい男性が多く、女子率が低かった。
ジェイクの体のつくりがすごいよ!っていう前評判だったけど、どうなんだ、これはつくりすぎの体では?とちょっと思いました。


ビリー ホープ/ジェイク ジレンホール
ティック ウィリス/フォレスト ウィティカー
レイラ/ウーナ ローレンス
ジョーダン/50セント
アンジェラ/ナオミ ハリス


キレやすい性格のビリー ホープはずっと負けなしのチャンピオン、最近ちょっと打たれすぎて体がボロボロです。妻からは少し休んだら?と提案されますが、なかなか受け入れられません。でも、口から出血が止まらなかったり、自分でも分かっているんじゃないかな。

キレやすい性格が災いしてアクシデントで妻を失うことに。そのあとの試合で散々な結果となり、試合もできなくなり、事故を起こし、家を手放し、娘は施設に預けられてしまします。もともと施設育ちのビリーとその妻、家庭があることにどんなに渇望していたか。

生涯一度だけ負けたボクサーを育てていたトレーナーに会いに行き、彼にトレーニングしてもらおうとします。そして、アクシデントの引き金ともなったライバル視をして突っかかってきていたミゲルとの試合に挑むことにします。いまや、ビリーのエージェントだったジョーダンは、儲かるからとミゲルのエージェントをやっています。そもそもこのジョーダンが悪いやつ。

基本的に、ビリーはキレやすいだけで根っこはすごくいい人だし、とても努力家だし、人の話を聞く耳を持っているんです。そして、彼には拳しかない。

試合のシーンは、実際のスポーツ中継のカメラマンが撮ったとどこかで読みました。迫力のというよりは少しわかりやすい映像だったように思いますが、最後のラウンドは、パンチが直接カメラに向かってくるような映像でした。

試合の映像を中心としたというよりは、感情的な背景もかなり重きを置いていたように思います。ちょいちょい出てくる施設のアンジェラが聖母的でよかったです。

格闘技シーンといえば、最近だとクリード、ちょっと前だとウォーリアーを思い出して(ウォーリアーはMMAなのでちょっと違うけど)見ていましたね。これらと比べてもやっぱり、試合中心というよりは、物語中心。という気がしました。試合があっさり目に描かれていたのか、そういう目で見ていたからなのかもしれません。

合間合間に涙目のレイラが映るので、そういう気がしたのかもしれません。この子はそんなに可愛い顔というわけじゃないけど、聡明そうなかんじでよかったですね。

テーマソングのエミネムが良かったです。普段はラップ聴かないけど。エミネムが当初はビリーホープ役で話が進んでいたんですってね。そして、エミネムが左利きだそうです。ジェイクは右利き。

そういえば、結構墨多めだったんですけど、右耳の裏のツバメが最高に格好良くて映るたびに見入ってしまいました。これはいい。


2016/06/03 TOHOシネマズ新宿 スクリーン4 F列