オンザハイウェイ その夜86分

LOCKE

(2013年 スティーヴン・ナイト

http://www.imdb.com/title/tt2692904/

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いくらなんでもこの邦題は酷すぎる。あらすじか。

アイヴァン・ロック(トム・ハーディ)さんの人生を変える一夜。

大仕事の前夜に、自分の不始末からの大事なことが起きてしまって、翌日の仕事を投げ出してロンドンに向かうことに急に、思いつきのように決めたアイヴァン。彼がバーミンガムの現場(工事現場の現場監督とくにコンクリート系のお仕事です。基礎工事ですね)からロンドンを目指す。

とにかく変わった作品ではある。登場人物はアイヴァン・ロックただ一人。シチュエーションは車の中。車はバーミンガムからロンドンへ移動。が、夜道なので風景も特に変わらない。

ひたすらアイヴァンが電話をかけたり、かかってきた電話に出たり、風邪薬飲んだり、鼻をかんだり、怒ったり泣いたり、独り言を言ったりするだけの86分(←これ)。

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彼に起きてるなんていうか無責任なことがいろいろ重なっていて、アイヴァンに対して憤慨する人は憤慨すると思うんだけど、自分はあんまりしなかったなあ。それよりかなりアイヴァンに寄り添ってしまった。

何度か見てるのだけど、最後の方のシーケンスでは絶対泣いてしまう。

これは、トム・ホランドがうまいのかもしれない(息子役)

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オーディオコメンタリを聞いて知ったのですが、撮影はバーミンガムからロンドンというのを6回(つまり6夜)やったそうです。合計300時間以上のフッテージがあって、それを編集したんだとか。

ハーディが鼻をかんだり、のどを触ったりするのは、本当に初日に体調が悪かったからなんだけど、これもひとつのラッキー?アクシデントとして使ったと言っていた。

舞台劇みたいなものなのかな…通しで86分間のお芝居を毎日やる。

普通はこういう姿の見えない相手の人っていうのはブースに入って一回録音して終わりだと思うんだけど、この作品の場合は、毎回かかってくる電話が本物なんです。もちろん電話回線を通しての声ではないのだけど、別途ホテルに録音用の部屋を取ってみんな生でこちらも6夜やったのだそう。もちろんこちらの人たちはシャンパン飲んだりしてたそうですけど。

一人で芝居しているといっても相手も芝居しているからなのか、とにかく臨場感があるし、全然退屈しない(絵がほとんど変わらないのに!)のは不思議。

トム・ハーディが好きじゃないと難しいのかな…いや、でもみんなが褒めているからそんなことないと思う。会話を聞いている間に、アイヴァンが鼻をかみ、ひげをなでつけ、ハンドルに怒りをぶつけ、腕まくりをしたりするのを見るだけで十分。

特に会話の部分では、アイヴァンの腹心の部下であるドナルとのやりとりが秀逸です。ドナル役のアンドルー・スコットはトム・ハーディの古い友達だそうで、その成果ものすごく息が合っていて、たぶんアドリブとかもありそうな感じです。

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アンドルー・スコットさん。シャーロック(ドラマ)に出てる人らしいですよ。

LOCKE

何でか日本版のブルーレイがなかったので、米版買いました。安かったし。

ウォームボディーズ

Warm Bodies 

(2013年 ジョナサン・レヴィン

http://www.imdb.com/title/tt1588173/

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ゾンビなんだけど、こわいやつじゃないです

ニコラス・ホルトにハマり始めたときに観たのに、なんでか感想書き忘れていたことに気がついたので書いておきます。

ゾンビもので若干ティーン向けということで、ヴァンパイアものみたいなドリーミーなやつだったらがっかりだなと思ってたけど、そんなことなかった。ラブコメなんです、ハッピーな感じです。

近未来、人間は街の中心部に壁を作って住んでいて、ゾンビが空港に住んでいます。R(ニコラス・ホルト)はゾンビ、ショッピングセンターに食べ物(人間)を求めて出かけた先でジュリー(テレサ・パーマー)と出会ったときにドキッと(ゾンビなのに)したことから、徐々に人間性を取り戻すというような話です。

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ほとんどがRのモノローグで進んでいきます。頭では考えているんだけど言葉にならないし、行動も不自然なゾンビ。

空港はゾンビだらけ。昔はこんなにキラキラしてたって見せるシーンがちょっといい。

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仲良しのM(そういえば、マーカスなんだよ笑)とはうなったりして会話してる。かわいい。メイキングで笑っちゃうところもかわいい。

ジュリーの彼氏(最近はうまくいってないっぽい)ペリーはデイヴ・フランコ。これが、びっくりするほどあっけなく序盤でいなくなるんですよ。これはびっくりした。もう?みたいな。

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人の脳みそを食べるとその人の過去が見れるっていうのがなかなかいいアイデア。それがあるからRはジュリーのことをよりよく知ることができたし、彼氏のことを食べたという後ろめたさのようなものがRとジュリーの間に横たわるのもいい。

なので、繰り返しペリーの記憶としてちょいちょい出てきます。

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まあ、とにかくゾンビでもかわいいよ、ニコラス。ジュリーにずばり胸を刺されるけれども。頭を撃たれないとゾンビは死なないから。

Rが住んでいる飛行機の中のインテリアとか、出会ったジュリーを空港まで食べずに連れて帰ってきて、軟禁(危ない目にはあわせないためだけど)しているときの初恋!みたいな甘酸っぱい!みたいな感じがすべてかわいい。

不気味にならないように自分に言い聞かせるRがかわいい。

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ゾンビは動きが鈍いので余裕の出てきたジュリーがからかっているのもかわいい。からかわれているのがかわいいというのが正しいのか。

人と心を通い合わせることで心臓が再び動き出して、過去の状態に戻れるわけではないけれど、ゾンビではなくなるという新しさ。

徐々に人間性を取り戻していくRをコミカルかつラブリーに描いてて、観るものをきゅんきゅんいわすのですよ。

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ジュリーにペリーを食ったのは自分です、と告白したことでジュリーはいなくなってしまうんだけど、そこの切なさったらないですね。

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二人の関係だけじゃなくて、人間とゾンビの関係がどうなっていくのかも見どころ。ちょっとほんわかして目頭熱くなります。

随所にかかる音楽も良かった。Chad ValleyのShell SuiteとかBon IverとかM83とかNationalとか。ヴァイナルでかける懐メロ(スプリングスティーンとかディランとか)も。Rはヴァイナルコレクターなんですよね。


ウォーム・ボディーズBlu-ray

ブロンソン

BRONSON

(2008年 ニコラス・ウィンディング・レフン

http://www.imdb.com/title/tt1172570/

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人を殺してないのに30年以上刑務所に入っている人の話(実話)

ドライブやオンリーゴッドの監督が監督してたんだねえ…知らずに見始めて(知っとけよ)あれ、この監督って…となりました(見ながら調べた)

この監督だとドライブが好きかなー、オンリーゴッドはあんまり好きじゃなかった。でもブロンソンはそっち寄りだった。

色彩が特徴あるよね…全体的に色彩も濃い感じ。で、現実なのか虚構なのかわからないところを行ったり来たりするのな。ブロンソンは特にいかにもお芝居っぽい造りになってた。

20キロ増量して、ウェイトやって体を作ったのだそうです。でも、なんかWARRIORの時の身体つきとは違ってたので、実際に身体を使ってトレーニングするのとウェイトでやるのは違うんだなあ…としみじみ思いました。

とにかくね、なんかね、狂ってた。

いろいろ狂ってた。

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ペットショップボーイズかかるとこ、ここはおかしなシーン

これはー、たまに見返すかな…どうかな…そんなに好きな作品ではないかな…。

おかしなシーンはいっぱいあるしシーンごとでは楽しめるところも結構あるんだけど…バター塗るところとか。あれ、唐突だよなあ…。

お茶のシーンはなんか好きだったな。ここで登場するポール(マット・キング=ロックンローラのクッキー)との絡みはだいたいおもしろかった。いいように使われるだけなんだけど。

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最後の方の真っ黒全裸のシーンはすごくおもしろかったんだけど…。アートの先生?も「ミューーーージーーーック」って言ってアンプ持ってきてがんがんかけるところは良かったな。そうそう、全体的にクラシックかオペラがかかっているのは好きだった。

でも、最後のシーンがものすごい重たかった。この監督ってそういう人だよね。うん。しかも、これが実話だってのがね…。


特典映像のインタビューがなんか変だった。絶対寝癖だし、何度もあくびしてるし…。

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全裸シーンがたくさんで、日本版がどうなるのかだけ気になります(下世話)


米版ブルーレイ

ジョン・ウィック

John Wick

(2014 デヴィッド・リーチチャド・スタエルスキ

http://www.imdb.com/title/tt2911666/

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日本版より本国版のポスターの方が100倍好きです。日本のポスターって本当にセンスがない。きっとこれはデザイナーじゃなくて依頼する側が悪いんだよね。

犬が殺されたので復讐します。

とにかくカーアクションとガンアクション、カンフー的な要素もあるのかな…。スタント出身の監督二人が作ったんだねー、わかるー!という映画でした。

とにかくどんどん人が撃たれて死ぬ。殴られて死ぬ。刺されて死ぬ。車が爆発して死ぬ。

ファーストシーンがラストシーンとつながっているのとか、今見ると逆に新鮮。最近そういう映画を見てなかった気がする。

車とか建物とかインテリアがいちいちスタイリッシュ。

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ジョン・ウィックが住んでいるガラス張りのモダン建築。インテリアも今っぽい。

まあ、めちゃめちゃに壊しますけど。

掃除屋さんがよかったね。

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マーカスの住んでる家はアンティーク調で重厚な感じ。

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ホテル・コンチネンタルの歴史のある感じと、秘密クラブのインテリア。

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そういえばここのバーテンのお姉さん(ブリジット・リーガン)が見たことあるような気がするので調べたら、レベッカだった(ドラマ「ホワイトカラー」)きれいだなあやっぱりこうしてみると。

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スーパーチャージャー付きの1969年製マスタングBOSS 429をはじめシボレーシェベルなどというヴィンテージなスポーツカーが最強にかっこいい。それをぶっ飛ばすところも最高にかっこいい。エグゾーストノイズがたまらない。

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ヨセフがほしくなる気持ちもわからんでもない。

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うーん、そうだなあ…おもしろかったんだけど、物足りなかった。

いろんなことの説得力が全くたりないんですよね…。

殺し屋稼業(ものすごく向いてた、ものすごく恐れられていた)をやめるほどの妻だったのかどうか、そんでその妻がそれを望んでいたのかどうか、どのくらい愛し合っていたのかとか。奥さんはiPhoneの中でいちゃついているところしか見せてくれないし。ただきれいだけど、だから?というね、何だろう。筋脳の人の考えるあれなんだなと。

その妻からの贈り物だというだけで、そんなにわんことの愛情が交わされているように見えなかった。そのわんこが殺されたことで復讐するんだけれど、そこまでする動機付けになるほどの好きさが表現されていなかった。

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初日は一緒に寝ることも許されず床で寝たわんこ。翌日はちょっと呼ばれた。

ヴィゴ(ミカエル・ニクヴィスト)が息子を結果として売るんだけど、そのときの葛藤も何もなかった。面倒なむすこっぷりも今ひとつなくて、だからといって息子を愛している風でもなかった。

でも、息子を殺されたので、ヴィゴは反撃(復讐)するんだけど、復讐できるような相手だと思っていなかったことが前に語られているのでなんか変だなあ…と思った。

そういえば、ぐるぐる飛行場で走り回るときにずっと、わんこどうした?わんこ?と思っていた。どっかで降ろしてたっけ? なんかすべて詰めが甘いんだな。丁寧さに欠ける。

最後にピットブルを盗むんだけど、ピットブルは自分を反映しているということなのかなー?と思いながら見てた。ピットブルかわいいな。これからはピットブルの時代かもしれないな。育て方難しいらしいけど。

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シボレーを貸して?くれた車屋のジョン・レグイザモ(役名失念)がそのシークエンスでしか出てこなかったのは大変不満である。ちょいちょい車を調達するなどしてほしかった。

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銃の選択もスタイリッシュ。見た目がかっこいい銃ばっかり出てきた。マーカス(ウィレム・デフォー)が狙撃に使っていたやつも。銃の解説してくれてるサイトがあった。アサルトライフルかっこいい。

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あとはね、スーツ。スーツがかっこいい。スーツって中に入っている肉体をうまいこと感じさせるようにできているんだよねえ…生地の張りとかそういうので。

ジョンはそれぞれ質感と色味が微妙に違うチャコールグレーのシャツとネクタイと三つ揃い。それにセンターパーツのオールバックもよかった。

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ヴィゴはロシアンマフィアぽく色のシャツに派手なネクタイ。ホテル・コンチネンタルのウィンストンはアスコットタイ。

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そういえば、ヴィゴの息子のヨセフはリリー・アレンの弟なんですってね。アルフィー・アレン。最初に出てきたときに若い頃のノーマン・リーダスぽいなーって思ってました。この角度だとジュードとかユアンとかっぽくもある。

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ヴィゴの資金を燃やすのもちょっとこういうシーンがほしかったからで、別に燃やす必要もなかったですよね、何のためだったのか。

教会に金庫とはやるね、と思ったけど。あと司教の手の甲のタトゥーがちょっとかわいかった。

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タトゥーといえば全般的にセンスよかった。ジョン・ウィックといい、アディ(バーテンのお姉さん)といい。

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アディといい、ミズ・パーキンズ(エイドリアン・パリッキ=エージェントオブシールドのボビーモース)といい、いい女が出てくる。そういえば、ミズ・パーキンズの最後も思いの外あっけない。ストーリー上いらなくなるとすぐ退場するのもテケトーな脚本らしさ。

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そういえば、エイドリアン・パリッキはなんかの武術のトレーニングしているのかなあ…筋がいいのかわからんけどいいですよね。背も高くて見栄えがするし。金髪(ボビー)じゃなかったから似てるけど…と思っていたけど、本人だった。

ミカエル・ニクヴィストはどこで見たことあったんだっけなー…手ずっと考えながら見てたんだけど、本国版のドラゴンタトゥーの女のミカエル(ダニエル・クレイグが米版でやった役)の人だった。途中で人食い男爵に見えてしょうがなかったんだけど(1回そう見えるとそう見えてしまう笑)

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キアヌは前に比べたら棒さがなくなってきてるよね(なくなるよなあキャリア何年だよ)それに、スタントの9割を自分でやっているというだけあって、ちゃんとしてました。まあ、この人に演技の深みとかはあまり期待していないのでいいです(ファンです、会に行ったことだってあるもんね)

追記2015/10/19

そういえば、音楽のことを書いていなかったなあ…と思って。

みんな良かったって言ってるので水を差すようであれなんだけど…。いいんだけどなんか古くさい感じがしたんだよなあ。なんか、こういうアクションものにはこういう音楽だよねー!っていう感じで.…。ものすごくアガる!という感じでもなくて…じゃあ何だったらいいのかって言われてもわかんないんだけどさー。

新宿TOHOシネマズ スクリーン10 IMAX 2D G列(ちょっと前すぎた)(新宿のIMAXはマジイケてない)(というか新宿TOHOは近くて便利なだけだ)(TOHOなら日本橋、IMAXなら木場がオススメです)(最近アトモス上映少なくないか?アトモスならここがいいかも)

The Drop

日本未公開(2014年 ミヒャエル・ロスカム

http://www.imdb.com/title/tt1600196/

ブルックリンのバーが舞台です

ボブ(トム・ハーディ)はいとこのマーヴ(ジェームス・ガンドルフィーニ)と一緒にバーで働いています。元はマーヴがオーナーだったけれどチェチェン人ギャングが幅をきかせてくるうちに盗られちゃったようで、今は雇われ店長です。

ガンドルフィーニの遺作になったそうです。51歳で亡くなったんですよね。ガンドルフィーニというと、ザ・メキシカンのゲイのおっさんがいちばんの印象なんですけど。ソプラノズ(ドラマ、未見)の人ですね。

マネーロンダリングのために集金所として使うバーをドロップバーといって、いつ当番が来るともしれないけれど、集まったお金は回収にくるまでノータッチというシステムのようです。

もうね、ボブの陰のある感じがたまらない。ロッコかわいすぎ。

バーに強盗が入ったことでストーリーが展開します。

ある晩、ゴミ箱に捨てられてるワンコを拾います。拾ったところが人んちなので疑われます。ボクサーかと思ったら、ピットブルでした。

拾った家のナディア(ノオミ・ラパス)がどうやら訳ありっぽい。どうもワンコがなつきすぎてる。

犬を飼うのは責任重大だから三日考えさせてっていって、犬を預けます。

店に強盗が入ります。5000ドル盗られたし、スタッフが怪我をしたので警察が来てしまいます。

いつもミサに行っているけど、聖体拝領してないねなんつって、刑事さんに「オレはいつもみてるぞ」アピールされます。きっとボブにはなんらかの過去があるんだろうな…と匂わせます。

ボブはつけがたまってるおばあちゃんにも優しかったり、無口だけど優しそうな感じなんですけど、陰があって孤独な感じがします。

ナディアとは犬のロッコを通して仲良くなっていきます。

ロッコの命名のあたりも訳あり感が出ていていいです。ロッコは成人の名前です。犬と一緒に描かれていることが多いみたい。ボブは教会にあるロッコ像をみて名前を決めたみたい。

ナディアも訳ありです。もう、訳ありじゃない人はいないくらいです。

ロッコと一緒にいたがりすぎだろう…。そして、ラパスはなんだか80年代の香りがする…。高すぎる頬のせいかしら…。

切られた腕と一緒に5000ドルが返ってきたり、マーヴがいろいろ企んだりします。

ロッコの本当の飼い主とかいう奴もかなり怪しい。ゆすってきます。

1万ドル…。虎の子を用意します。

ちょうどその日はスーパーボウルの夜で、ドロップバーの当番になっていました。なのに、マーヴは体調不良で休むとかいうし、1万ドル用意して待っていたのに、例の男は現れませんでした。

ここからいろんな伏線をぎゅるぎゅるっと回収していきます。

若干説明が多いような気もするなー…って感じですけど、そんなに悪くありません。ラストシーンも好きです。救いがあるから。


マックスやる前に撮影したのかな?それともマックスはポスプロ時間がかかってるから、マックスの後かな…。体型的にはそんな感じです。あんまり変わらないね。

着てるものがダサいのは、トム・ハーディはカッコいいんだけど、そのまま出したくなかったって監督が言ってました(特典映像見た)

ロッコは3頭使ったそうです。これはプレミアかなんかですかね。撮影に使われた子なのかな?結構デカい。


輸入盤のBlu-rayで見たんですけど、いきなり日本語メニューだったりしました。字幕もついていたし。どういうあれなんでしょう。

Tinker Tailor Soldier Spy

裏切りのサーカス(2011年 トーマス・アルフレッドソン

http://www.imdb.com/title/tt1340800/combined

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ものすごく静かなスパイ映画

東西の冷戦中のイギリスとソビエトの諜報機関の話です。諜報機関といってもアクションムービーではありません。とても、静かで絵画的。

現在と過去の描写が交錯しているので、すごく難しかった。作りも優しくないので「何年モスクワ」とか出してくれない。

なので、まとめてくれている人の記事なんかを見て2回目を見てなんとなく分った気になっている。

こちらとかこちらとか、助かりました。

二重スパイがいるんじゃないのか?ていう疑いが都合2回出てくるのでますますわかりにくかったです。誰かタイムラインで書いてくれないかしら…。年表的な…。

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こいつらが怪しまれている。左手前Tinkerパーシー・アレリン(トビー・ジョーンズ=CAのゾラの人)、奥Poormanトビー・エスタヘイス(デヴィッド・デンシック)、真ん中Soldierロイ・ブランド(キーラン・ハインズ=わたしの中ではポリティカル・アニマルの元大統領、お父さん)、右Tailorビル・ヘイドン(コリン・ファース)

実はスマイリーその人もコントロールからは怪しまれていたということが、後にコントロールの自宅を見に行った本人は知ってしまうんだよね。ちょっと切ない。

コントロールの自宅に呼ばれたプリドー(マーク・ストロング)がブダペストに作戦のために送り込まれるんだけど、これはおとり作戦?なのかしら?プリドーは撃たれて、そのまま失踪。

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汗びっしょりの給仕が、マジで怪しすぎた。

プリドーの髪型…

難しすぎて(情報が多すぎて覚えきれないから)だんだん眠くなってきたところに、リッキー・ター(トム・ハーディ)が登場します。

リッキー・ターはイスタンブールで作戦中に惚れた女を国外に逃がそうとしてた(多分、プリドーが撃たれた頃、そういうタイムラインなはず)その女は二重スパイのことを知っている、教えるから国外に逃がしてっていう。なんだかわからないけどロマンチックな雰囲気になっている。ここだけすごくロマンチック。まあ、相手はソビエトの情報部員なんだけど。

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オーブンカーでデート!

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このときはあんまり下心ない…はず。

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あれー、でもなんか好きかも?守ってやりたいかも?

ハニーブロンドがあまり似合わないことは分った。なんかよく分かんないけどお色気担当なのかな…。

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でも、イリーナはすぐに拘束されちゃった…怪しい…情報がもれてる…

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その頃、小学校の型破り教師になっていたプリドー。転入生に優しくしていた。しかし、暖炉からフクロウが出てきたときにめった打ちにしてた。教育上よくない。

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ターは逃亡の末、スマイリーんちに家宅侵入してた。

そういえば洋画見てるとひとんちに侵入して結構普通に食事作って食べるとかあって面白い。勝手に冷蔵庫にあるもので適当に作っちゃうみたいなの。

ターは久しぶりに会ったピーター・ギラム(ベネディクト・カンバーバッチ)にぼこぼこにされます。てめーが帰国しないからいろいろアレだっただろう!クソが!みたいな感じです。

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スマイリーがちょっと悪いんだけど、調べたいことあるからいろいろ資料集めてくんない?とスカルプハンターのピーター・ギラム(ベネディクト・カンバーバッチ)にお願いする。でも、俺の名前出すな。ギラムあてにターが電話してきたからギラムが選ばれたのかな…。

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疑われてるから、覚悟しとけよ。といわれちゃう。この映画の中でいちばんかわいそうなのギラムかもしれん。彼氏と別れて慟哭するところでもらい泣く。ゲイ設定でびっくりした。そこまではみじんも匂わせなかったのに…

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おなじ場面が繰り返し出てくるのが特徴なのかも。何度もこの汚い池みたいなところで泳いでる(温泉説がある)

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このクリスマスパーティの場面とか。最初に見たときにまったく分らなかったスマイリーの嫁アンとヘイドンの不倫シーンとか。

もう、全員怪しいんだけど、だんだん見えてくる。ああ、この人なんかなーって。新しいサーカスは偽の情報に踊らされていて、陰でイギリスの情報が東にもアメリカにもダダ漏れ(これは副産物としてか)になってたのだよ。

最後の最後にも切ないことが起きるんですよ。あれはちょっと泣いてしまった。

結果としておさまるべきところにしかるべき人がおさまるということにはなるんだけど、雨に濡れているターも切ないです。見ている人は知っているけど、ターは知らないこと。

ターの切なさはハーディ見たさで見ているせいだろうけど、「彼女のことが頭から離れない、タイプでもないのに」て言いながらぐしゃぐしゃに泣くところもすごく切なかった。なんでもするから助けてやってって。まあ、その気持ちも利用されるってことになるんだけど。

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どうでもいいけど、この作品ではハーディがムチムチでした。なんか、とても緩んでるんだけどどんなタイミングなんだろう。撮影は2010年くらいかしら…。ウォリアーのために増量してるけどまだトレーニングしてない感じなのかな…。

RocknRolla

ロックンローラ(2008 ガイ・リッチー)

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ちょうスタイリッシュクライムコメディ。いろいろ起きるけど、結局ほとんど何も起きないんです。

ロンドンの裏社会のあれこれを描いています。ちょうかっこよく。

もう、出だしからスタイリッシュすぎた。

狂言回しは最近剛さんとか呼ばれているらしいことを知ったマーク・ストロング演じるところのアーチー。アーチーはレニー・コールというまあ、やくざの親分みたいな人の右腕です。

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なんとなく、若い頃のロバート・デ・ニーロぽい。この頃(7〜8年前)は毛があったのですか?それともヅラですの?

ロシアンマフィアを巻き込んでの一件の顛末を描いているんですけど、いろいろ盛り込みつつで、テンポよくて楽しいです。

まあ、まるでロックストックレイヤーケーキなんですけど。

最初のシーンとラストですべてを持っていくのはジョニー・クイド(トビー・ケベル)ていうロッケンローラーなんだけど、これが意外な…

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バンクロバーのかかるシーンがすごい好き。

あとルー・リードのThe Gunのかかるシーンも。つうことで実際の主役はロックンローラことジョニー・クイドですよね。

それから、Mi:2に出てて、これは色っぽい…と思ってた人でこの人どうしたんだろう…ていうのがタンディー・ニュートン

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ゾーイ・サルダナ初めて見たときに、見間違えましたけど、最近は仕事してないっぽいですね、この人。

瞬きしている間に700万が消えてしまう…。

次の700万はちょっと手こずったけど…

あと、ダンス。

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主役は上で踊ってるワンツー(ジェラルド・バトラー)てことになっているけど、特別に物語の中心というわけではなくて群像劇そのもの。

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翻弄されまくるワンツー。

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ワンツーの相棒はマンブルズ(イドリス・エルバ)

かなりお茶目である

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もう1人の相棒はハンサムボブ(トム・ハーディ)

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ハンサムボブはゲイです(ワンツーだけ知らなかったの)(親友なのに)(これのインタビューでハーディのバイ認定がされてしまったという…単純に若気のいたりの話なのにな)

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この後車急停車の上外に飛び出すという過剰な反応…

最初の方のシーンでワンツーがペロッとおしり見せるシーンがあるんだけど、そこのハンサムボブの絶妙なリアクションを見逃さないで!後はエンドロールのオマケもね!

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ゲイの弁護士とのやりとりが軽妙すぎて面白いです。まあなにもかも軽妙なんだけど。

この3人の活躍笑がたいへん面白いので、是非観てください。

傷自慢し合うロシアの皇帝とデカブツもいいですよね。

結構勧善懲悪になってるところもスカッとしていいですよ。勧悪懲悪かもだけど笑。

音楽といえば、ワンダジャクソンのfunnel of loveも使われてます。

もうね、説明しているのはもどかしいです。見よう。見ましょう。


アマゾンインスタントビデオ


iTunesでもいいんでしょうけど(アップルTVから見れるから)このローディングタイムほぼ0を実現しているのがすばらしいのとなんとなく探しやすいのでアマゾンビデオ使ってます。今のところレンタルでお金払ってる率高いかも…。プライムのヤツも見てるけどね。


冒頭で剛さんの話をしましたが、わたしはあんまり好きじゃないんですよねー…そういうヤツ。

Foxcatcher

フォックスキャッチャー(2014 ベネット・ミラー)

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実話を元にした精神が安定していない金持ちは怖いねっていう話です

マーク・シュルツ(チャニング・テイタム)とデイヴ・シュルツ(マーク・ラファロ)は兄弟で金メダルを取ったレスリングの選手です。次のソウルオリンピックに向けて練習中。でも、きっと資金繰りとかうまくいってないんだろうな…

そんなときマークにデュポン家のボンボンであるジョン・E・デュポンが自分の持っているレスリングクラブのコーチをしてくれないかと話を持ちかけてきます。

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ジョンは別にレスラーでも何でもなく、ただ、レスリングが好きな自分が好きなちょっとアタマがおかしい人です。

そして、カネがあるので、どんどん兄弟を翻弄していきます。

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本当にね、これね、気が滅入る話でした。

基本になっているのは劣等感と強度の承認欲求をかかえた金持ち(後に本当に精神を病んでいたことが分るのだけど)の怖さと、兄弟の兄弟ならではの劣等感を持ったマークと、兄であることと体も強いけど賢さも人一倍な優秀な兄であるデイヴの兄弟の葛藤です。

ただ、本当に絵も暗いし、人も暗い。ほとんど笑わない…笑うところがない。笑えない。

ジョンはマザコンでもあるのかな…。お母さんの趣味である乗馬をけなしてみたり、お母さんにいいところ見せようとしちゃうとか、もうね、ほんとに。

マークは精神的に追い詰まると過食に走るタイプです。それは最初から分るのだけど、クライマックスのあたりでの病的な過食ぶりとかが本当に怖いです。笑わないテイタムはすごく怖い。

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過食したので体重をムリクリ落としているところ90分で5キロ落とせるのか…。

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デイヴはすごく弟思いで優しくて、賢くて、レスリングの才能も身体能力だけではなくて戦略的なものも理解が深い。だから、本当は離れるべきではないんだよね。

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そういう兄弟の結びつきにさえ嫉妬するんですよね、ジョンは。

それにみんなメイクがすごくてですね、元の俳優の持っているルックスではないのですよ。スティーヴ・カレルはつけ鼻と入歯でまったく違う顔でこれはいろいろ言われているので分っていたけど、テイタムも受け口気味にしているのと餃子耳、ラファロはリアルなのかなんかもう分かんないレベルの生え際の後退とてっぺん禿にモジャモジャの髭(フェロモンなし)

マークがちょっとアタマ弱そうな感じをね、ものすごくうまいね、テイタムがね。最初のダミーと練習しているところとか、そのあとでデイヴにダミーとの練習のことを愚痴るところとか。でも、デイヴに対してすごく対抗心のようなものもあって、いつも注目されてしまう兄の陰に自分が隠れてしまうと思い込んでいるところもあって、切ないです。

ジョンはマークを誘ってデイヴももろともと思っていたのに、賢いデイヴは引っかかってこなくて更におかしくなっちゃう。

もう絶対おかしいのは次のオリンピックに出るっていってる人にコカイン勧めちゃうところ。おかしいやろ!お前も気がつけよマーク!見たいな。ソウルなんてそれで散々ですよ。このヘリの中でスピーチの練習させるところとかも異常。

ちょっとからかわれただけで拳銃ぶっ放すとか…。

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もうね、全体的におかしいんです。

唯一まともなデイヴ一家まで壊されていく。

音楽の使い方で、おっと思ったのが、Fame(ボウイさま)の使いどころ。ちょうど祝勝会の始まりのところから係はじめるんだけど、これが実際のBGM(カセットでかかってた)っていうところ。歌詞も含めてものすごくあってた。


実は、ウォーリアーを見たので、そろそろこれも見ておくか、格闘家兄弟つながりで…と思って見始めたのだけど、分っていたけど本当に辛かった。辛い。

もちろんこちらはアマチュアレスリングですけどね(最後にマークは格闘技の世界に入るようですけど)

精神的に追い詰められている状態での鑑賞はお勧めしません。

監督作だとカポーティに雰囲気が近いかもですね。マネーボールはちょっと違う。


それにしても、これにしてもウォーリアーにしても俳優という人たちの身体能力とかそのそうらしく見せる技術というのかそういうののすごさってなんでしょうね。もちろん見た目的に筋肉を盛るとかだけではなくて、本当に技を決めている感もあるし、ただ歩いている、練習しているだけでもアスリートに見えるし、実際の試合風景なんかも本物と見分けがつかない…。


アマゾンインスタントビデオ

ウォーリアー

Warrior(2011 ギャビン・オコナー)

http://www.imdb.com/title/tt1291584/

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500万ドルを賭けて兄弟がリングで戦います。ハーディの醸し出す孤独感と僧帽筋!

父親(ニック・ノルティ)はアル中でなければとても優秀なレスリングのトレーナーだったのだけれど、飲酒とDVで妻と息子の1人(トム・ハーディ)に逃げられます。もう1人の息子(ジョエル・エドガートン)とは暫く一緒に暮らしましたが、その息子にも捨てられます(これは、息子の子供と何かあったように臭わせますが作中では説明はされません)

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父親は改心して教会に通い、禁酒をしています(でもまだ1000日なんだよな)

そんな彼の元に妻と逃げた方の弟のトミーが酒を持って訪ねてきますが、今更の禁酒の話で相変わらずの自己中ぷりに怒りを隠せず、母親の最期の話をしますがやはり噛み合いません。

一方の兄ブレンダン(ジョエル・エドガートン)は、高校の教師をしていますが、娘の1人が心臓病を患っていて高校教師の給料では家のローンも払えない状況に陥ってしまい、昔取った杵柄でストリートファイトすれすれのような格闘技のリングに上がって小銭を稼いでいたのがバレて停職になってしまいます。

トミーは街のジムにふらりと現れて入会したついでに、有名な格闘家のマッドドッグをKOしてしまいます。それでマッドドッグのトレーナーでジムのオーナーのコルト(マキシミリアーノ・ヘルナンデス=シットウェル)に気に入られ、新しく開催されるスパルタへのエントリーを獲得します。

ブレンダンは停職になってしまったので、本格的に拳で食べていくしかないと思ったのか、かつての知り合いらしいフランク(フランク・グリロ)のジムを訪ねてトレーニングを依頼します。

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2人とも500万ドルを賭けてのトレーニングをはじめるのですが、トミーがトレーナーを依頼したのはかつてその元を去った父親でした。

コルトはトミーの父親の家を訪ねて、トミーの所在を確認します。そこで父親はトミーの今の状況を知ることにもなります。

父親は急にやる気を出して自分の家にトミーを泊まらせ、食事の管理からはじめます。

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このあたりの描写とか演出どうにかならなかったのかと…80年代のミュージックビデオかと…。

ブレンダンはフランクの秘蔵っ子が怪我をしてリタイアした後釜に滑り込んで出場にこぎ着けます。

トミーが海兵隊に所属していたときにある隊の装甲車が水没しそうになったときに装甲を剥がして(ドアを素手で開けて)助けたことがあったというのを説明するために突然戦場のシーンが挟まれるとか、ブレンダンを停職に追いやることになった高校の職員も生徒もみんな熱狂的にブレンダンを応援するようになるとか、すべてにおいてなんだか演出が陳腐なんだけどね。

二人がスパルタに参加するあたりから、涙腺が崩壊してしまいました。


結果を知りたくない人はここから先は鑑賞後に!


とにかく、トミーがかわいそうすぎるんですよ。ブレンダンはそうはいっても持つべきものは持っている(愛する妻と二人の娘)んですけど、トミーは本当になにもないんですよね。

おまけにブレンダンはフランク提唱のクラシックを聴きながらトレーニングの延長で入場の時にもバッハの歓喜の歌とか流しちゃって入ってくるし、セコンドとしてもすごく優秀。

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フランク・グリロはこの作品で注目されてこの後いろいろ出演するようになったようですけど(とはいえ遅咲きよね)すごくいいと思いましたね。なんか結構計算高くて冷徹なところがあるんだけど、人情味もあってすごく心の広い感じがする。

なのに、トミーは入場曲もないし、父親をセコンドとしては必要としてなくて、触らせることさえしないんですよ。最期の方は父親もいなくてフードをかぶって暗闇から出てくるところなんてほんとにぞっとするくらいの孤独感なんですよ。

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セコンドぽいことをしようとする父親にさわんな!っていったりするのです。

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父親としてではなく、コーチとして優秀だからなんだよね…。

トミーは戦場の英雄としてすっかり有名になっていて、海兵隊の観客なんかが海兵隊賛歌を歌い出したりとかまでしちゃうんだけど、それでもすごく孤独なんですよね。事情が事情だけに、もっと孤独になるというか…。

多分、この孤独感を出すのがすごくうますぎて(ハーディが)涙腺が崩壊したんだと思います。

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トミーは戦死した友人の面倒をみようとしていたのだけれど、そもそもそれが自軍の誤爆によるもので、それで脱走してきたのです。脱走の途中に沈む装甲車を助けたから、勲章もなにもあったもんじゃないですよね。そういうちょっとした風刺?も含まれていたりするんだけど盛り込みすぎか…。脱走兵なので試合が終われば収監されます。

スパルタの前夜に兄弟は再会するのだけど、兄が譲歩しているようだけど弟はまったく受け入れないんですよね、これは性格のせいだけなんだとは思うんだけど、この再会でのやりとりが実際の試合にも現れているような気もします。

初日の快勝の後の夜のスロットマシーンの前での父親との対峙もすごく陳腐なんだけど、これは必要なシーンではある。

更に、押してくるのは、父親がずっと最初から聞いてる「白鯨」のテープ。これが最後の最後にだめ押ししてきます。「白鯨」である意味ってあるのかな?とか思ったけど、よく分らなかった。白鯨未読なので(大体のことは知っているけどちゃんと読んだことないレベル)余計かも。こちらの感想文がたいへんわかりやすい。

どんな風に父親が思っていても、結局、それは父親のエゴでしかなくて、トミーにとっては孤独を癒やすものにならないんだよね…。かわいそうすぎる。書いてて泣けてきた。

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このときの諦観みたいなハーディの表情が素晴らしい。無表情なのに泣かす。

決勝は兄弟対決です

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親父どうした?とか訊いてしまう兄に対してなにも返さない弟。

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肩の関節キメられてもタップしないで、結局肩を脱臼しちゃうんだよね、それでも闘うのをやめない、痛くて悔しくて泣いてるのにやめないんだよね。もうね、この人(ハーディ)うますぎた。ブレンダンもコーバとのの試合では「折っちゃえ!」てフランクに言われてそれはできないってなってるのに、決勝だからていうのもあるし、弟だから、タップしてくるだろうっていう甘く見てるところもあって、脱臼させたことに動揺してたりもするんだよね(ここはエドガートンもうまかった)

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最後は倒してやらないとこれは終わらないとフランクも言ってたし、ブレンダンも悟ったのでキックで倒すのだけど、優勝のセレモニー的なものもすっ飛ばして二人でケージを出るんだよ。ブレンダンはお前のことを愛しているよ、もういいんだよって言うんだけど、多分それでも殻にこもっているトミーはまだ解放されていないような感じがしたんだよな…もうね、さいごの雨に濡れた犬みたいになってるハーディが愛おしすぎた。

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終わり方でいいなと思ったのは、決して二人の兄弟は父親と和解しないところ。これは全体的に陳腐だなーと思っていたので、ここで父親とも和解したら陳腐すぎて台無しだなーと思ったので。

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置き去りにされる父親。そうはいっても二人の息子をリングに送り出したんだから、どんだけ底力はあるのかっていうね。


ブレンダンの奥さんのテスはどこかで見たことがあると思ったら、「ワンスアポンアタイム」の人だった。脚きれいだけど、出し過ぎじゃね笑。

シットウェルとクロスボーンが出ていたのでMCUスキーとしての血も滾りました。

あまりに泣きすぎるのでおかしいかと思ったら、何度見ても泣くって人が海外にもいた笑。同士よ!

そういえば、歓喜の歌は気になったんだけど、The Nationalは3度目くらいに見ててあー、ここでかかってたんだーくらいの印象でした。やっぱり観てる時に音楽聴いてないんだなー、私は。特に筋にすごく関わってると気になるとは思うけど。まあ、この曲は監督もこの曲が先にあったって言ってるから、意味深いんだとは思うけれど。


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