Birdman: Or (The Unexpected Virtue of Ignorance)

バードマン(あるいは無知がもたらす予期せぬ奇跡)

アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ

マイケル・キートン

http://www.imdb.com/title/tt2562232/

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海外のポスターはいいよねえ…それに引き替え、この日本のポスターの幼稚なこと。中学生がレイアウトしたのか…。日本のポスターはやっつけなんですかね、本国もこれでいいのか?配給の勝手なのか…。絶対1枚で全部お話を入れてしまおうと思いすぎだよね…。1枚で分るなら、映画見なくていいじゃん、バカか。

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そんなわけで、やっとバードマンを見てきました。

かなり面白かった!ていうか、ドラム!

ドラムのソロがいきなり始まります。セッション(ウィップラッシュ)が始まるのかと思った人が3割ぐらいいそう笑。

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洒落てるよね。

全体的にね、なんとなく洒落てるんだよね、この映画。なんだろう。

あらすじ的なもの
リーガン(マイケルキートン)はかつてヒーローもののバードマンの主役でハリウッドで活躍したけれども、その後鳴かず飛ばずで、名誉挽回のためにニューヨークはブロードウェイでレイモンドカーヴァーの作品を監督脚本主演でやろうとするのですが…プレッシャーといろいろうまくいかないことがありすぎていろいろ狂っていきます。

ほぼ、楽屋と舞台のみで完結しています。楽屋のプロップとかもすごくいい。

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どうやって撮ったのかは薄々分るけど、編集すごいな。

どんどん狂っていくマイケル キートン。狂っている自覚はあるけど、あさっての方向に自覚しているような気がした。

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とにかく笑うところが結構あって、なんていうか、シニカルな笑い。

ちょうど観た劇場では、4分の1くらいがなぜか、英語のタイミングで笑う人ばかりで、もしかして国際色豊かだったのかも?すごく面白かったですね。あれね、字幕ってセリフ終わらないうちにオチを書いちゃったりするの、どうにからないのだろうか。

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エドワード ノートンはあんまり服着てないですね。思ったより全裸じゃなかった。あのシーンはドッカンドッカンウケてた。

エマ ストーン、よかったです。こういうはすっぱな役は珍しくないですか?かわいい墨が入っていました。

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このシーンもそうだけど、各人が急に、全身全霊傾けて演技するというシーンがあるんですよ、あれはわざとの演出ですよね。

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どういう経緯でこのシーンに行きつくのか?と思っていたけれども、これは面白かった。アカデミー賞でのパロディがやっと分りました。

追い詰められてここに行くところ、なんか好きですね。このシーンがちょっとふぁーってなる。きれいなの。

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この後バードマン出てきてドッカンドッカンやるけど、あそこはなんだろう。夢なのかな。後ろに座ってた女の子がピンチになると「はわわわ…」ていってて面白かった。もう一カ所もめっちゃ反応してた。最後の最後も「ひょえええ」て言ってた。面白い。わたしはこういうひと割と嫌いじゃない。

他にはインタビューのところとか、日本人笑われてるし…。

ワンカットだけど、シーンは分れているからあれですよね。シーンも分れていないのかと思ってたので、割と普通じゃんと思った。けど、このインタビューのところはすごくいいと思った。

本番の舞台に行くところの狂った感じと、唐突に現れるアレが最高によかった。

いや、あのおばちゃん、全然褒めてないやんな。偶然よくなってたよね…っていう言い方だもんな。

で、蛇足をつけるところがまたよかった。

蛇足なければ凡庸だったもんね。

蛇足のところ、わかりにくいけど、これは解釈は見てる人に任せますっていうことだよね。どうとでも取れるし。

バベルもそんな終わり方じゃなかった?

21グラムは見てないけど、そうなのかな?

私的にウケたのは、冒頭の代役を探すところでヒーローものの役者が連呼されるところ。ダウニー、ファスベンダー、レナー…。それから最後の夢?のシーンでコスプレクラスの人たちが踊るところもウケた。

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あと、バードマンの造形かなりちゃんとしている。

確かに、廊下の絨毯はシャイニングでした。

わたしは基本的に好きなシーンがいっぱいある映画は好きなので、コレもすごく好きです。印象的なシーンをつなぎ合わせてる感はある。

2015年4月24日 新宿TOHOシネマズ スクリーン1 F列
パンフレットは雑誌仕立てになっていてなかなかいいです。途中からフォックスの宣伝になってるけど。

Divergent

ダイバージェント

http://www.imdb.com/title/tt1840309/

YA映画です。ハンガーゲームとかと同じような感じ。

しかし、今をときめく若手俳優がどっさり出ています。ん?だからなのかな…。つまり、刷り込みっていう意味で。

近未来、壁に囲まれた都市の中で暮らす生き残りの人間たち。外の世界はなんらかの理由で滅亡しています。ウィキペによるとシカゴだそうです。シカゴがディストピアってよくあるよね!ジュピターもシカゴじゃなかったっけ?

この中の人たちは派閥に分れて暮らしています。派閥はそれぞれ国の成り立ちに必要な部分をになっている。

無欲を司る「アブネゲーション」、平和を司る「アミティ」、高潔を司る「キャンダー」、博学を司る「エリュアダイト」、勇敢を司る「ドーントレス」

ベアトリス(シャイリーン ウッドリー=きっと、星のせいじゃない。のヒロイン)は[無欲]の生まれで、もうすぐ選択の日がやってくる。選択の日の前に適性診断があって、そこでテストをした[勇敢]の女性に「誰にも結果のことは話すな、あなたは「無欲」適正だ」といわれますが、詰め寄ると「博学」と「勇敢」の適正もあるといわれます。つまり、1つに絞れない「ダイバージェント=異端者」であるということでした。

異端者は世界を変える可能性があるからでしょう、博学から敵視されていて、見つかったら殺されてしまうのです。

ベアトリスは選択の日に「勇敢」を選択します。兄のケイレブ(アンセル エルゴート=きっと、星のせいじゃない。のヒロインの相手役…あれ?)は「博学」を選択します。っていうか、双子なのかな?みんな16歳で選択するのでは?

「無欲」は質素を信条としていまして、鏡を見るのも禁止なんですよ。

「勇敢」は軍隊みたいなものなので、ブートキャンプがあります。這々の体でついていくベアトリス=トリス(名前を1度変えられるのですよ)ですが、副リーダーのフォー(テオ ジェームス)に目をかけられて、なんとかクリアしていきます。

最初の頃のどんくさい体系は、設定ありきなんでしょうか…。肩の辺りとかむっちりしてる。

トリスとフォーはいい感じになるんです。

フォーのテオ ジェームスは30歳で原作よりだいぶ年上なんだそうで、設定も違うんでしょうね。ちょっと前のジェームス フランコをもうちょっとエキゾチックにしたようなルックスでなかなかいい感じです。

この恋の行方と世界のゆくえが2つの軸になっています。

「勇敢」に転向してきた「高潔」出身のピーター(ピーター ヘイズなんですよ=マイルス テラー=セッションズの主演の人)は、ほんとにやなやつなんですよねえ…。

リーダーのエリック(ジェイ コートニー)も感じ悪かった。

それにしても「勇敢」には大人(まあリーダーは大人ではあるけど)がいなかったなあ…。

真ん中はレニー クラヴィッツの娘ゾーイー クラヴィッツ。

おなかいっぱいになるのはYAの独特なものなんですかね、設定が細かい?からかな?ていうか、設定が厨2だからか。

タトゥーが熱転写みたいなのだったり、いろいろ厨2です。

でも、面白いよ。ハンガーゲームが大丈夫なら、これもいけるはず。続編も楽しみにしています。

Kill Your Darlings

キル・ユア・ダーリン

http://www.imdb.com/title/tt1311071/

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アレン ギンズバーグの若い頃の実話(を元にした創作)です。

ギンズバーグ(ダニエル ラドクリフ)とケルアック(ジャック ヒューストン)、バロウズ(ベン フォスター)とこのストーリーの中核?である殺人事件を引き起こすルシアン カー(デイン デハーン)とそのパトロン(正確には金銭ではないけど)のデヴィッド カマラー(マイケル C ホール)がだいたいの登場人物です。

ギンズバーグは詩人のお父さん、ちょっと精神を病んでるお母さんと一緒に暮らしていたけれども、作家になることを諦められずに両親と離れてコロンビア大学に入学します。

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窮屈な大学の図書室で出会った天使がルシアンでした。奔放で美しく、危うい魅力はデハーンならではなんじゃないでしょうか。ぐいぐい引き込まれていくギンズバーグですけれども、実際のところあんまり感情移入ができません。なんというか、好き嫌いかもしれないけれども、ラドクリフの演技が好きじゃないんですよねえ…。それに引き替えデハーンはすごい自然にルシアンになりきっているのです。

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みんなでいたずらするところとか、ちょっとかわいいです。

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これはカットアップかな…というシーン。本を破ってバラバラに壁に貼っています。

そして常にラリっているバロウズ、ベン フォスターがかなり寄せてきていていいですよ。素顔を見るとジャスティン ティンバーレイクに似ているんだけど、そういう雰囲気まったく出さないですね。いかにも40年代の雰囲気。

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40年代といえば、音楽はほとんどジャズとかなんですけど、ときおり00年代のロックがかかるんですよ、それがなんとなく合っていたのがよかった。青春って感じだからですか。

せっかくの美しいルシアンとアレンの(とはいえ現実のアレンはあのような容姿ですけれども)ラブシーンもなんかねえ、演技が硬いんですかね、断然デハーンの優勢ですね。まあ、この場合はシーン自体もデハーンの優勢だからいいんですけど。

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ルシアンは、美貌だけで本当に才能はなかったのかな…ただただ怠惰だけだったのかな…というのが気になりました。

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エンドクレジットのところで本人たちの写真が出てくるんですが、その中のギンズバーグとバロウズの写真が本当に楽しそうでよかったです。この2人は本当に気が合ったんでしょうねえ。この映画の中ではバロウズが案外慈愛に満ちていてよかったです。ケルアックはこの中ではかなり軽薄ですよね。

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かわいい…麻薬書簡取り交わしてた2人です。

ベン フォスター以外では、エリザベス オルセンがよかったですね。この人基本的に演技うまい?もしかして?

そして、HOWLが観たくなりました。

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ムードとして、フランコのほうがちゃんと寄せてると思います。

http://www.imdb.com/title/tt1049402/

でも、こっちにはバロウズ出てこないのね…

そして、なんとなくレビューを漁っていたら、ラドクリフの前はベン ウィショーが候補に挙がっていたらしいではないですか。全然ウィショーの方がうまかっただろうなーと思います。見た目はウィショーはやせっぽちすぎるかな…。

全面的にラドクリフをディスっててすいませんでした。

2015/04/04 WOWOW