Spotlight

Spotlight

スポットライト 世紀のスクープ(2015 Tom McCarthy)(ロングライド 2016年4月15日)

http://www.imdb.com/title/tt1895587/

アカデミー賞作品賞と脚本賞を獲ったことで、日本でも公開されたし、大きいスクリーンにかかったのは良かったと思います。なかなか日本人になじみのない題材ですしね。

キリスト教の知識とか必要かな?と思ったけどそうでもなかったです。

むしろ、新聞というものが日本とはちょっと違うのかなーという気もしました。いや、日本もそうなんだろうけど(そうであって欲しい)


ボストンの新聞社ボストングローブの局長が交代になります、新しい局長マーティ バロン(リーヴ シュライバー)の指示のもとで、カトリック教会の神父たちによる子供達への虐待の取材をすることになる。担当するのは、一つの題材を深く掘り下げた記事を書く部署であるスポットライトのチーム。チーフのウォルター(マイケル キートン)をはじめとするチームが取材を重ねていくと驚くべき事実にあたった…。

ただただ、粛々と取材を進める姿を描き続けるんですね。たまにマイク(マーク ラファロ)が怒っているけど。それぞれの立場で、それぞれのできることを粛々と進めるんです。粛々という言葉がぴったりくる。粛々すぎてほとんど山がない。あるとしたら、マイクが怒るところとか。

怒りすぎると緑になっちゃうからね(関係ない)

取材の合間にチームや編集のチーフであるベン(ジョン スラッテリー)と、編集方針とかについて話し合ったりするところはあるんだけど、とにかく取材している姿を延々とやる。困難があっても、なんとか越えていく、コネとか熱心さとかそういうので。

なんていうか、崇高なものを見たな…っていう気がした。実際に悪いことをしているのでは?という人も実はこんなところで善い人であった…というような側面があってなんともいえない気分にさせられたりします。

あと、法律とかわかんなくて置いてかれるところもあった…ははは。

リーヴ シュライバーがちょっといわくつきの役どころだったのだけど、思っていたよりハマってたなあ(そういえばこの間チェスプレイヤーにもなってたか)

特にエンドロール前に、実際に見つかったカトリック教会の腐敗の事実を突きつけるテロップが出た時は、こみ上げてくるものがあったなあ…。

このアカデミー賞受賞は、なんていうか、映画に対してもあるだろうけど、ボストングローブに対してでもあるんだろうなあ…という気がした。

たいへん地味な作品なので、じっくり見るといいと思います。


2016/04/15 TOHOシネマズ日本橋 スクリーン7 J列